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歴史映画紹介


アンナと王様(1999年)


Anna And The King/アメリカ

監督:アンディ・テナント

<キャスト>  アンナ:ジョディ・フォスター  モンクット王:チョウ・ユンファ  タブティム:バイ・リン 他

2000年劇場公開(FOX)



ANNA AND THE KING MOVIE TRAILER "English"



実在した英国人女性を主役に19世紀のシャム(タイ)を舞台にした作品。古典の名作『王様と私』のリメイク。


タイはアジアで日本を除けば唯一植民地化を免れた国だった。しかし、海に囲まれた日本に比べ、タイの地理的要素を考えると西洋の圧力から独立を保つことがどれほど容易ではなかったかは予想がつく。その理由の一端がこの作品の中で示されていると思う。もっとも、タイのほうでは上映禁止になったそうだけれど。


歴史映画としても娯楽作品としても上質の作品。進歩的な考えを持っていたシャム国のモンクット王は、英国式の勉強をさせるために家庭教師としてアンナという女性を雇う。アンナは英国流を貫こうとするが、シャム国の慣習とぶつかることになる。前半で、文化も風習も違う国に戸惑う英国人女性の姿が描かれ、後半で衝突しあいながらも国の危機を通してモンクット王とアンナとの心の交流が描かれる。あまり癖の無いすっきりした作品になっていると思うので、見やすい作品だろうと思う。あまり欠点に感じる点が見つからない作品だった。


タイの衣装や宮廷の様子はとてもリアルに作られていて、これらも見所の一つ。アメリカの映画ではあるがアジアの映画や歴史に興味のある方には一見の価値のある作品。


おススメ度: シャム国のラーマ4世が英語教師を探していた際に応募して、ラーマ4世に仕えたアンナ・レオノールズの著作をもとにマーガレット・ランドンが小説としたのが原作。ただし、アンナの著作自体にも創作や誇張に基づくものが散見されるという。そのためもあって、王室に対する不敬罪なども存在するタイでは、『王様と私』やこの『アンナと王様』は上映禁止となっているという。作品自体は個人的には悪いものではないと感じたので、おススメ度はにしている。




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