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歴史映画紹介


ベン・ハー(1959年)


BEN-HUR/アメリカ

監督:ウィリアム・ワイラー
<キャスト>  ジュダ=ベン・ハー:チャールトン・ヘストン  クインタス・アリウス:ジャック・ホーキンス  族長イルデリム:ヒュー・グリフィス  メッサラ:スティーヴン・ボイド  エスター:ハイヤ・ハラリート 他

1960年劇場公開(MGM)



Ben-Hur (1959) Trailer



アメリカの作家、ルー・ウォーレスが1880年に発表した古典文学の傑作の映画化作品。小説ベン・ハーは、発売されるや大ヒットし舞台化され、何度も映画化された。このページで紹介している1959年の映画『ベン・ハー』はその中でも最も有名な映画である。製作に6年半、総製作費54億という、当時のハリウッドの超大作歴史劇の一本。公開されるや大ヒットとなり、この映画一本で倒産寸前だったMGMを立て直したという。アカデミー賞11部門での受賞は、現在でも最多獲得数を誇っている。


映画『ベン・ハー』の舞台となるのは、紀元26年、古代ローマ時代のユダヤ。当時はローマの支配下にあった。そのユダヤに一人の軍人が司令官として派遣されてくる。男の名はメッサラ。14歳までユダヤで暮らしていたが、今は野心家の男だった。そのメッサラをかつての親友のジュダ・ベン・ハーが訪ねてくる。ベン・ハーはユダヤの貴族で人望の厚い男だった。メッサラはユダヤの統治を円滑に進めるために協力を求めるが、ベン・ハーがローマに強い反感を持つ強硬派の人間の名を教えなかったことで両者の間に亀裂が入る。しかも、偶然から総督にベン・ハーの屋敷の瓦が当たってしまう。メッサナは意趣返しとしてベン・ハーを罪人としてガレー船送りにし、彼の母親と妹を地下牢送りにしてしまう。護送される途中で、一人の男から水を分けられる。ベン・ハーは彼をイエスとはまだ知らなかったが、彼が偉大な人物であることは感じていた。


それから3年。苦しみながらもガレー船で生き延びたベン・ハーは、沈没するローマ艦隊の船からローマの執政官を救出したことで、ガレー船から降りることができた。戦車レースで連勝を重ね、ローマでも話題の人になったベン・ハーは、彼を見込んだローマの執政官の養子となることになった。しかし、心の中にあるのは、生死すらわからない母と妹のこと。ついに、ベン・ハーはユダヤへと向かうことを決めた。


ところが、ユダヤに戻ったベン・ハーは母と妹が死んだと知らされる。メッサナへの怒りに燃えるベン・ハーは、メッサナが連戦連勝を続ける戦車レースに出場し、メッサナへの復讐を果たすことに決める。


この映画を語るのに、クライマックスの戦車レースの場面が語られることが多い。確かに歴史的名場面であり、当時の映画製作のすごさを感じらさせる。現代なら、CGを駆使して再現するような場面を、よくぞ、と思う。。


テーマはベン・ハーの復讐と神の愛。イエスの姿は後ろ姿しか出てこないが、偉大さ尊厳さを感じられる描き方になっている。拡大を続ければ、文明の衝突は避けられない。それがベン・ハーとメッサナの姿に集約される。当時のローマの支配の実態が垣間見える映画なのではないだろうか。


おススメ度: ローマの圧政下のユダヤを舞台に、ユダヤ人の貴族ベン・ハーの復讐劇とイエスの生と死を絡ませ描く。古代ローマものの中でも指折りの名作。古いハリウッド映画らしい多分に男くさい映画だと思うが、お勧めの一本。おススメ度はにしている。




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