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歴史映画紹介


ベオウルフ(2005年)


Beowulf & Grendel/カナダ・イギリス・アイスランド

監督:ストゥーラ・ガンナーソン

<キャスト>  ジェラルド・バトラー  サラ・ポーリー  ステラン・スカルスガルド 他

劇場未公開


8世紀のデンマークを舞台にした世界最古といわれる英語叙事詩を、『300<スリーハンドレット>』のジェラルド・バトラー主演で映画化。グレンデルを怪物として扱わず人間として扱っているので、憎しみが憎しみを生むという物語のテーマが明確になっていると感じる反面、スケールの点ではつまらない作品になっているかなと感じる。最後になって登場するグレンデルの母親も(それまで時々登場していたとはいえ)唐突な感が否めない。


物語では、デネ国の王フロースガールが、一介の戦士として巨人を殺したところから始まる。巨人にはグレンデルという息子がいたが、フロースガールは子供を殺すのも不憫と見逃してしまう。それから時が経ち、デネの国が治まった頃、一人の巨人が現れ20人からの兵士たちを惨殺するという事件が起きた。原因に心当たりがあったフロースガールは一人苦悩する。そんな時、友好国より英雄ベオウルフが仲間とともにやってくる。早速待ち構えるベオウルフだったが、なぜかグレンデルは攻撃してこない。その理由に疑問を感じたベオウルフは、村人から魔女と言われるセルマの元に向かう。


フロースガールの苦悩は、子供を生かしておいたことが、後に自分の部下や兵士を殺してしまったことに対する自責の念だった。だったら、オープニングの場面をカットして視聴者にもフロースガールの苦悩の理由を分からないようにしたほうがよかったんじゃないかなと思う。ベオウルフとグレンデルが何度も接触しているわりになかなか戦闘にならないので、冗漫に感じてしまった。


おススメ度: なかなか面白く自然豊かなアイルランドでロケを行ったという独特な雰囲気のある作品だと思ったけれども、地味な作品という印象。おススメ度はとしているが、『ベオウルフ〜呪われし勇者〜(2007年)』のCG満載のアクション作品はとっつきにくかったと感じられた方はお試しになってはいかがだろう。




【べオウルフ伝説】