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歴史映画紹介


ショパン 愛と哀しみの旋律(2002年)


CHOPIN. PRAGNIENIE MILOSCI/ポーランド

監督:イェジ・アントチャク

<キャスト>  フリデリック・ショパン:ピョートル・アダムチク  ジョルジュ・サンド:ダヌタ・ステンカ  ソランジュ・サンド:ボジェナ・スタフーラ  モーリス・サンド:アダム・ヴォロノヴィチ 他

2011年劇場公開(ショウゲート)



映画『ショパン 愛と哀しみの旋律』予告編



ポーランド出身の音楽史に多大な影響を与えた天才作曲家としてフレデリック・フランソワ・ショパン(1810年〜1849年)のジョルジュ・サンド(オーロール・デュパン:1804年〜1876年)との恋愛を描いたドラマ。


両者が付き合っていたのはマジョルカ島への逃避行の1838年ごろから1847年。ジョルジュ・サンドは女性権利拡張運動を主導した人物であり初期のフェミニスト。男装して社交界に入り話題になったり、多くの男性遍歴を持った女性としても知られている。


物語は自由な音楽活動を求めて、祖国ポーランドを離れフランス・パリへとやってきたフレデリック・ショパン。そこで、社交界でも注目を集める女流作家ジョルジュ・サンドと出会う。ショパンの才能に惚れ込んだサンドの熱烈なアプローチに対して、当初は興味を抱かなかったショパンだったが、病気に倒れたショパンをサンドが献身的に看護したことで心動かされ関係を持ち始めた。


ショパンとジョルジュ・サンド、そしてその2人の子供(息子と娘)の関係を描いた作品。天才作曲家でありながらどこか幼稚で激情家のショパン、大した才能もないくせに芸術家気取りの息子ソランジュ、ショパンに好意を寄せる娘モーリス……その間の板挟みになるジョルジュと言った感じの構図。しかし、ソランジュ、モーリスの人格に多大な影響を与えたのは間違いなくジョルジュだったはず……。奔放な女性遍歴を抱え、息子にだけ愛情を注ぎ続けていたジョルジュに、多感な娘がどういう印象を抱いていたかは想像に難くない。母親に愛情を注ぎこまれた息子が、母親と同棲を始めた男をどういう目で見るかも分かり切ったこと。彼らの人格形成を無視して話を描いている印象を受けたので、始終誰かしらが怒っているだけのストレスのたまる映画、以上の印象を受けなかった。


おススメ度:全体的に掘り込み方が浅くぶつ切りという印象。おススメ度はDにしている。