TURNING☆POINT〜世界史(西洋史)を舞台にした歴史映画・DVD紹介のサイト〜


カスタム検索


歴史映画紹介


コールド・マウンテン(2003年)


Cold Mountain/アメリカ

監督:アンソニー・ミンゲラ

<キャスト>  インマン:ジュード・ロウ  エイダ:ニコール・キッドマン  ルビー:レニー・ゼルヴウィガー  モンロー牧師:ドナルド・サザーランド 他

2004年劇場公開(東宝東和)



Cold Mountain 2003 Japanese Trailer Anthony Minghella



南北戦争のアメリカを舞台に、故郷へ帰る日を待ち望みながら戦場で戦う兵士と、障害を乗り越えながら彼の帰りを待ち続ける女性との感動大作。チャールズ・フレイジャーのデビュー作で、いきなり映画化ということになった。


序盤の戦闘場面では、凄惨な戦場や野戦病院と、故郷のコールドマウンテンの情景が交互に映し出される演出に、個人的にはかえってストーリーにのめりこめなかったかなと思う。主人公2人の内面描写も充分とは言えず、兵士たちや義勇軍の横暴のほうが目立ち、やっぱり反戦映画なのかなと思ってしまった。ルビーを演じたレニー・ゼルウィガーの好演が光る。この作品で彼女はアカデミー賞の助演女優賞を獲得した。


田舎へとやってきた牧師の娘エイダに、寡黙な青年インマンが恋をした。エイダも彼に興味を持ったが、南北戦争が勃発してしまう。戦場へ向かうインマンに、エイダは別れのキスをする。そしていつまでもその帰りを待つことを心に誓う。戦場へと赴いたインマンは、生き残るために戦いながらいつの日か故郷へと帰り着く日を待ち望んでいた。しかし、その戦争も3年が過ぎ、戦況は悪化していく。戦闘で重傷を負い、担ぎ込まれた先の野戦病院でエイダからの手紙を目にしたインマンは、ついに脱走を決意する。脱走兵はつかまれば過酷な刑罰が待っている。しかし、もはや我慢できなかった。故郷と、故郷で待っているはずの人の元へ、彼は向かうのだった。そのころ、エイダもまた父である牧師の死というつらい現実に直面した。途方にくれる彼女の前に、流れ者のルビーという女性が現れる。


かくして、インマンもエイダも、さまざまな苦労や、さまざまな人たちと出会いながらついに再会を果たすのだが……。そのあたりは、それなりに印象的なシーンが続く。それなのに、2人が再会してからが一気に興ざめした感がある。あのセックスシーンは必要だったんだろうか? エンディングも正直べたかな。ああやっぱりこうなったか……と思ってしまった。色々不満はあれど、一見の価値のある作品に仕上がっている。


おススメ度: 『風とともに去りぬ(1939年)』の再来という触れ込みだったが、残念ながら同作よりも劣る。風と共に去りぬは反ラブストーリーであれほど人を引き付ける作品だったのに、この作品はラブストーリーを柱に据えながら肝心の2人の再開、ラブシーンで一気に興ざめした感がある。おススメ度はにしている。




【関連商品】