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歴史映画紹介


ディファイアンス(2008年)


DEFIANCE/アメリカ

監督:エドワード・ズウィック

<キャスト>  トゥヴィア・ビエルスキ:ダニエル・クレイグ  ズシュ・ビエルスキ:リーヴ・シュレイバー  アザエル・ビエルスキ:ジェイミー・ベル  リルカ:アレクサ・ダヴァロス  ハレッツ:アラン・コーデュナー 他

2009年劇場公開(東宝東和)



ディファイアンス 予告編



第二次世界大戦下の東欧のベラルーシを舞台にした戦争映画。ナチスの侵攻迫るベラルーシを舞台に、1200名のユダヤ人を救ったビエルスキ兄弟の実話を追った感動物語。エドワード・ズウィック監督は、『グローリー(1989年)』『戦火の勇気(1996年)』『ラストサムライ(2003年)』などこのサイトでもお馴染みの監督。この『ディファイアンス』も後で監督の名前を見て、「ああ」と変な納得をしたものだった。確かに内容的に重い戦争映画だが、映画的な脚色を忘れず、娯楽映画としても成立するような作りになっている。もっとも、ラストの戦車との戦闘場面は原作者すら戸惑ったそうだが。


『ディファイアンス』の主人公・ビエルスキ兄弟は実在の人物であり、1200名のユダヤ人同胞を救い、バルチザン(民間人による非正規軍)を結成し抵抗運動を続けた。しかし本国では、非ユダヤ人から略奪を繰り返した山賊行為にすぎないという見方もあり、評価の分かれる人物であるという。


『ディファイアンス』の始まりは、そのビエルスキ兄弟の両親が何者かに殺害されるところから。東欧のベラルーシにもナチスが侵攻し、ナチス親衛隊と地元警察によりユダヤ人狩りが始まっていた。森の中に、逃げ込んだ兄弟のもとに、ユダヤ人狩りから逃れてきたユダヤ人が集まるようになる。両親を殺した犯人への報復を果たした兄弟だったが、それで状況が変わるわけではなかった。兄弟のもとには日に日にユダヤ人たちが集まるようになる。銃を手に、食料を武器を調達するビエルスキ兄弟は、集まった者たちでビエルスキ・バルチザンを結成し、ナチスやユダヤ人迫害に加担する者たちへの抵抗運動を開始する。しかし、長兄トゥヴィアと弟のズシュとの間で確執が深くなり、ズシュは袂を分かちロシアン・バルチザンのもとに身を投じる。


おススメ度: 個人的には3人の兄弟の成長を描く名作だと思っている。特にジェレミー・ベルが演じる三男のアザエルが物語序盤の上の兄弟の間で右往左往している印象から、最後はみんなを引っ張っていくような成長ぶりが格好いい。しかし……独りで生きていくのはとても難しいが、皆で生きていくのはもっと難しい……そんな印象を受けた。その中で、孤軍奮闘する長兄の姿は、リーダーとはどうあるべきかを考えさせられる。おススメ度はにしている。




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