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歴史映画紹介


ドン・ジュアン(1998年)


Don Juan/スペイン・フランス・ドイツ

監督:ジャック・ウェベール

<キャスト>  ジャック・ウェベール  ミシェル・ブジュナー  エアニュエル・ベアール 他

劇場未公開


17世紀の作家、モリエールの名作小説の映画化。モーツアルトの歌劇、ドン・ジョパンニでも知られる。スペインの放蕩貴族、ドン・ジュアン(英語名、ドン・ファン)の物語を映像化している。


ドン・ジュアンは神を恐れず、己の情熱の導くまでに従者一人を連れて放浪する貴族。いまでは、求愛して修道院から連れ出したエルヴィールをあっさりと捨てて旅に出たため、その兄のとその仲間達一行に追われる身だった。もっとも、そんなことを露ほども感じないドン・ジュアンは新たな愛を求めて船を出す。その途中で漂着した島で、二人の美しい娘と出会う。立派な騎士に好意を持った彼女らを、散々惑わして、ドン・ジュアンは去っていく。妹の仇を追っていたエルヴィールの兄たちと、出会うものの、あいも変わらず飄々と流してしまう。ところが、さらなる愛を求めて旅を続けるドン・ジュアンが改心を決心するような奇跡が彼にふりかかる。


映像作品として、とても美しい作品。クライマックスがないのがクライマックスという印象のある作品。この作品は喜劇とは言えない、とても落ち着いたトーンで語られているので、ドン・ジュアンの行動が、ただのわがままオヤジに見えてしまう。


おススメ度: ドン・ジュアンの物語……喜劇じゃなかったのか? 観終わった最後の印象がそれだった。女性との関係は、ほどほどにドン・ジュアンの自己中心的な主張と至って常識的な従者との会話を通し、ドン・ジュアンの特異な内面を導き出しているように感じる。問題は、それに感情移入できるだろうか、というところだろうか。おススメ度はとしている。




【原作】