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歴史映画紹介


ドラゴン・ダイナスティ(2006年)


Dragon Dynasty/アメリカ

監督:マット・コッド

<キャスト>  フェデリコ・カステルッキオ  アーロン・ヘンドリー  ディオン・パスコ 他

TVM


13世紀。マルコ・ポーロが訪れた中国を舞台にしたドラゴン・アドベンチャー。通商を求めて訪れたマルコ・ポーロと、それを嫌う呪術者により召喚されたドラゴンとの戦いの物語。


ドラゴンが飛び回っている時点で史劇ではないが、何でこの時代を選んだんだろうと思ってしまった。というよりも、最初から歴史ものにする気はないのだろう。本来の歴史の中ではこの時代の中国は、13世紀に世界を席巻したモンゴル帝国の時代。それなのに地上最強の騎馬民族の姿は出てこない。マルコ・ポーロにドラゴンを召喚する石を託した皇帝はフビライ・ハンか? それともモンゴル帝国とは別の、まだ生き残っていた中国人の国家だろうか?


ドラゴンの飛び回る優雅さや不気味さは結構気に入っただけに、時代考証をしっかりする気がないのなら、せめて西暦何年だの、中国だの、具体的な年数や国名を出さずに、はっきりとファンタジー世界のドラゴン物語にしてほしかった。


この作品で時代を感じられるかどうかはとにかく、単純にドラゴンを使う呪術者に追われる羽目になった冒険者の話としてみれば、物足りなくもあるけれどそれなりに楽しめる。マルコが対ドラゴンの切り札として用意したのは、火薬を発射薬として用いた火砲だった。でも、13世紀の火砲ではこけおどしの道具にしかならない代物だったはず。そんなものでやられるドラゴンって……。


おススメ度: 正直褒めようがない……。ドラゴンだけはかっこよかったが、ストーリーは支離滅裂だし、主役も悪役も演技が鈍い。パッケージに騙された〜って作品の典型ではある。おススメ度はにしている。