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歴史映画紹介


エリザベス(1998年)


Elizabeth/イギリス

監督:シェカール・カプール

<キャスト>  エリザベス1世:ケイト・ブランシェット  レスター伯:ジョセフ・ファインズ  ウォルシンガム:ジェフリー・ラッシュ  ノーフォーク公:クリストファー・エクルストン 他

1999年劇場公開(ヘラルド)



Elizabeth (1998) Trailer



1558年から1603年まで40年以上の間、イギリスを統治した女王エリザベス1世。エリザベス1世の統治を基盤とし、後の大英帝国が築かれる。当然のごとく、その治世は安泰のものとはいえなかった。女王を継ぐ前は、姉の女王メアリによってロンドン塔に幽閉され、即位した後は大国からの圧力に耐えながら、新興国イングランドの舵取りをしなければならなかった。


まだ若い女王が取るべき道は、大国の有力者と結婚し、その庇護の下で統治すること。しかし、エリザベスにはレスター伯ロバート・ダードリという心に決めた相手がいたのだった。ところがレスター伯には妻がいて……。そして、若い女王に、最大の危機が迫っていた。


エリザベス女王は、生涯を独身で通した人物で、それはしたたかな外交戦略でもあった。とはいえ、彼女に子供がなく、テューダー王朝はエリザベス女王の代で終わってしまったことを考えると、失敗でもある。事実、その死後、イングランドの王冠はスコットランド王、ジェイムズに渡ってしまう。このあたりの事情も映画の中でもかすかに描かれているが、これはエリザベス女王の望んだ結果ではなかっただろうと思う。むしろ、したたかさというよりは恋愛に対して大きなトラウマを持っていたのではないかという気がする。結婚こそしなかったものの、恋愛に対しては恋多き女性であった。


映画の中では、当時の政治的背景を織り込みながら、エリザベスの夫探しが進んでいく。女性としてのエリザベスと、女王としてのエリザベスの葛藤や、苦悩が描かれている。時として、女性としての自分の感情にひきずられながら、女王としての重責を果たそうとする姿が描かれている。女王である以上、その判断は国や、国民の生活を左右するものだからだ。


為政者はその統治の中で必ず決断を求められる。その決断が正しかったのかどうかは、歴史が判断するしかない。


おススメ度: 高い評価を受けた一作。オープニングからその映像の美しさに目を奪われてしまう。ケイト・ブランシェットの出世作となった今作。小娘だったエリザベスが、「私は国家と結婚します」と宣言するまでに成長していく様を見事に演じている。正直、時代考証に難があるといわれることは仕方ない。老人に描かれたセシルはこの当時38歳。中年男性に描かれていたウォルシンガムはエリザベスよりわずかに3歳年上。アンジュー公かエリザベスに求婚にやってくるのはエリザベスが40歳のころ。もちろん。レスター拍ロバート・ダドリーがエリザベス暗殺に関わった事実はない。しかし、これだけ雰囲気の良く出た作品に仕上げているのだから、多くの変更点は確信犯だろう。それを、好むか好まないか、是とみるか否とみるかは個人の主観になるのだろう。おススメ度はとしている。




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