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歴史映画紹介


無敵艦隊(1937年)


Fire over England/イギリス

監督:ウィリアム・K・ハワード

<キャスト>  マイケル:ローレンス・オリヴィエ  シンシア:ヴィヴィアン・リー  エリザベス女王:フローラ・ロブソン 他

1937年劇場公開



FIRE OVER ENGLAND - 1937



16世紀、スペインはアメリカ大陸や、アジア方面に莫大な領地を有する「日の沈まぬ帝国」となった。アメリカ大陸から持ち込まれる莫大な黄金はスペインに繁栄をもたらした。小国だったイングランドは、常にスペインからの圧力を受け続けた。そこでドレークなどの海賊を使い、スペインの船を襲わせ、黄金を奪わせ、国力の低下を図った。さらに、領地だったネーデルランドが独立を求めて立ち上がると、これに軍を送り、ネーデルランドを支援した。両国は対立しつつもかろうじて拮抗したバランスをとっていたが、プロテスタントだったイングランドの女王エリザベス1世が、カトリックだったスコットランド女王メアリを処刑したことで、同じカトリックのスペイン王フェリペ2世は、イングランド侵攻を決意する。スペインは130隻、2万の兵士を乗せた無敵艦隊を送り込んできた。


主演は名優ローレンス・オリヴィエとヴィヴィアン・リー。1937年製作のイギリス映画の名作。イングランドの提督を父に持ち、その父をスペインに殺され、復讐を誓う青年マイケルと、その恋人でエリザベス女王の侍女、シンシアの役を演じている。


開戦を目の前にしたイングランド宮廷のぴりぴりした雰囲気や、スペインとイングランドのスパイ合戦や謀略、駆け引きを描いている。歴史はスペイン無敵艦隊撃破などの華々しい表側を取り上げ、ドレーク提督のような艦隊指揮官にスポットを当てるが、その裏には命がけで敵の懐に飛び込み自国に有利になるように画策する、決して表に出ることのない隠れた英雄も大勢いただろうということは想像に難くない。しかし……マイケルが自分の正体を見破られ、スペインの宮廷から大脱出する場面が何となくコメディに見えるのはなぜだろう。そういう意図は無いように思うのだけれども。


フローラ・ロブソンの演じる、エリザベス女王は、イメージ通りの威厳に満ちたもので、イングランドをまとめ、スペイン艦隊を打ち破った、カリスマ性あふれるリーダー像を演出している。


おススメ度: 古き時代の名作。邦題が無敵艦隊となってはいるものの、実際には艦隊戦はそれほど出てこない。そのあたりは拍子抜けするかも。名優2人の共演という豪華な作品でもあるし、今なら、かなり廉価で購入できるので、是非一度見てほしい作品。おススメ度はとしている。




【無敵艦隊関係】