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歴史映画紹介


グラディエーター(2000年)


Gladiator/アメリカ

監督:リドリー・スコット

<キャスト>  マキシマス:ラッセル・クロウ  コモドゥス:ホアキン・フェニックス  マルクス・アウレリス帝:リチャード・ハリス 他

2000年劇場公開(UIP)



Gladiator trailer



紀元2世紀。ローマ時代。五賢帝最後の皇帝、マルクス・アウレリウス帝の治める時代。ローマ史劇で剣闘士、反乱とキーワードを並べると、かの名作『スパルタカス(1960年)』が思い浮かぶ。スパルタカスは、スパルタクスの反乱をモデルに反乱軍の場面のほうが多かったが、グラディエーターでは剣闘士としての生き方が描かれている。剣闘士となった主人公マキシマスの悲しみが描かれ、戦いの場面も迫力ある悪い作品ではないと思うけど、個人的にラストでマキシムスの蜂起を描いてほしかったなぁと思っていたのでちょっと評価を下げる。あの皇帝と一騎打ちをしてもなぁ……。


辺境の地でゲルマン人と過酷な戦いを続けるローマ軍。その指揮官マキシムスの所に、皇帝マルクス・アントニウスが、その見事な戦いぶりを称えるためにやってくる。その息子コモドゥスも、共にやってくるが、コモドゥスは皇帝を暗殺し、自らが皇帝と名乗る。新たな皇帝に従えなかったマキシムスは、反逆の罪に問われ、処刑されそうになる。それを返り討ち、妻と息子の下へと馬を走らせる。しかし、ようやくたどり着いたマキシムスが見たのは変わり果てた妻と息子の姿だった。


失意のマキシムスは奴隷商人に拾われ、剣闘士として戦うようになる。ローマで盛んだった、奴隷同士が命を懸けて戦う血の遊戯。マキシマムは、その戦いを通し、自らが生きる理由を見つけ出す。即ち、皇帝に対する復讐……。


ラッセル・クロウを始めとする俳優陣の重厚な演技と、素晴らしい映像美がこの作品を支えている。シナリオは正直べたで意外性がないかな。皇帝というローマ帝国最高の権力者が、マキシムスをあれほど憎んで殺したいと願っていながら、ローマ市民の声には逆らえずマキシムスを殺すことが出来ないくだりは、ローマ帝国の統治する時代をよく現していると思う。


おススメ度: ストーリーはシンプルであんまり考えずに見ることができる。人間と獣が戦わせる残酷な時代だったと思うよりも、そんなのを楽しむなんて古代ローマの人間は程度が低かったのだと思いながらを単純に楽しんでいる自分がいることに気づいてちょっとギクッ、と。あんまり歴史劇とは思わなかったが、娯楽大作として単純に楽しめたということでおススメ度はにしている。同時代を描きいた『ローマ帝国の滅亡』と見比べながら観るのもいいかもしれない。




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