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歴史映画紹介


ウォー・オブ・ザ・ゴッド 〜勇者たちの神話〜(2009年)


HAMMER OF THE GODS/アメリカ

監督:トドール・“トシュコ”・チャプカノフ

<キャスト>  ザカリー・ブライアン  アレクシス・ピータース  マック・ブラント  ダズ・クロウフォード  メリッサ・リー 他

TVM


北欧神話をモチーフに、最強の神・トールを主人公にしたアクションファンタジー。北欧神話におけるトールは荒々しい雷神であり、元来は北欧神話の最高神であるオーディンと同格以上の存在であり、雷神という性質からギリシア神話のゼウス、ローマ神話のユピテルなどと同一視された。


物語の始めたトールの兄が率いた一行が長い航海の末に、不思議な孤島へと迷い込んだところから。彼らは早速島の探検を始めたものの、仲間たちが何者かによって次々と殺害されていく。そんな中、難破して生き残ったという人間たちに遭遇する。彼らの話によれば、この島は人狼によって支配されているというのだ。トールは度々不思議な白昼夢を見るようになる。


全体的な雰囲気はよいと思うものの、まず、オープニングで彼らが何のために航海しているのかよくわからない。主人公が誰かよくわからず、目的もわからないままで物語に放り込まれた印象が強かった。また、主人公のトールのルックスや体型が荒々しい戦神のそれとは到底思えなかった(多分、生まれ変わりとかって設定なんだと思うが)。中盤まで仲間から離れた一行のキャラクターを一人、また一人と殺害していく人狼の演出はよかったものの、いざ登場してみると、何だこのデザインと唖然とした。


しかし、一番愕然としたのは最後の敵である巨狼フェンリル。北欧神話において悪神ロキの3人の子供の長兄であり、ラグナロク(北欧神話における終末の日)では、最高神オーディンと対峙し、オーディンを飲み込んでしまう。この時、トールはフェンリルの弟であるヨルムンガルドと戦い、相打ちという形で決着する。このドラマは、どうやらその後日談的な設定になっているようで、フェンリルはヨルムンガルドの敵討ちに、彼らをこの島に招いたということになっているようなのだが。そのフェンリルのデザインは狼というより犬。荒々しさも獰猛さも感じないデザインに、あまりにも動きの荒いCG。最後まで、見るべきものはなかったなぁ……という印象。


おススメ度: 正直特に勧められる所も見つからない一本。おススメ度はEにしている。




【北欧神話】