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歴史映画紹介


ガーディアン〜ハンニバル戦記〜(2006年)


Hannibal/イギリス

監督:エドワード・パザルゲット

<キャスト>  アレクサンダー・シディグ  ベン・クロス  バサール・ラハル 他

TVM


第二次ポエニ戦争のカルタゴの司令官で、世界の軍事史上最も偉大な指揮官の一人であるハンニバル・バルカを主役にした物語。第二次ポエニ戦役はローマにとって最大の危機だった。


ハンニバル率いるカルタゴ軍がカンナエ殲滅戦で8万の兵の大部分を殺害しローマを追い詰めるも、ローマの持久戦略とカルタゴ本国の不協力によって、次第にジリ貧に追い込まれていく。そして、ローマの名称スキピオによってハンニバルの戦術は徹底的に研究され、最後はザマの会戦で敗北する。亡命をするも紀元前183年、ローマに追い詰められ自害する。アルプス越えから始まるハンニバルの偉業と挫折を約90分間で丁寧にまとめている。


内容的にはあまりにもあっさりしすぎ。アルプス越えは想像を絶する苦難だったはずだが、そういう辛さも苦しみも画面からは見えてこない。カンナエ殲滅戦も、他の会戦もほとんど一言で済ませられていて、実にあっさりしたもの。戦闘場面を期待するのなら見ないほうがいい。主人公ハンニバルや、ファビウスやスキピオの行動がただつらつらと並べられていて、その苦悩や感情が見えてこない。まるでNHKの高校世界史を見ているような気になった……とまで言ったら言い過ぎかもしれないが……。しかし、ハンニバルという人物について基本的な知識を持ちたいならこの作品は良質なテキストになってくれると思う。


おススメ度: 低予算のテレビドラマということもあって戦闘場面のショボさなどのためにおススメ度は少し低くとしているが、歴史再現ドラマの一種として大変興味深く見られた作品。ハンニバルという人物はローマ史の中でも大変魅力的な人物でもあるし、兵士の兵装などは歴史考証がとてもしっかりしていると感じられ、おススメ度は実際にはもう少し高め。




【ポエニ戦役関連】