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歴史映画紹介


ジャーヘッド(2005年)


JARHEAD/アメリカ

監督: サム・メンデス

<キャスト>  アンソニー・スオフォード:ジェイク・ギレンホール  アレン・トロイ:ピーター・サースガード  クリス・クルーガー:ルーカス・ブラック  カジンスキー中佐:クリス・クーパー  サイクス三等曹長:ジェイミー・フォックス 他

2006年劇場公開(UIP)



Jarhead



1991年の湾岸戦争を舞台にした戦争映画。しかし、戦争映画というカテゴリよりも、青春映画という感じがする。ジャーヘッドとはアメリカ海兵隊のことを指す隠語。主人公の父親は兵士で、主人公自身も使命感からか若さの過ちからか、海兵隊という特殊な世界に身を置いた。そこで人格を全否定されるかのような過酷な訓練を積み、仲間と下品なジョークを飛ばしあう。そして、湾岸戦争が起こり、今か今かと待ちわびていた主人公たちは戦地へと送られる。しかし、そこでも訓練訓練の毎日。彼らは戦地で何を目撃することになるのか……。


湾岸戦争の時、管理人はまだ小学生だった。テレビに映し出される戦争は、あたかも電子制御されたコンピュータゲームのそれのようだった。『ジャーヘッド』は戦争映画ではあるが、戦争の場面はほとんど出てこない。戦地に送られたはよいが、なかなか実戦の機会が与えられなかった狙撃兵の物語。実際にアンソニー・スオフォードという一介の海兵隊員が経験した実話をもとにしている。これもまた、戦争の真実の一つなのだろう。戦闘の過激を見せつけることで反戦を訴える作品でも、声高に戦争の無意味さを叫ぶような話でもないが、見終わった後戦争というものの虚しさを感じさせられたように思う。敵の将校への狙撃命令が直前になって取り消され「どうせ殺すんだ。一発くらい撃たせてくれたっていいじゃないか」とうなだれる主人公の姿は何だか悲哀を感じる。……兵士でも、人を殺さなかったのは幸運なはずなのに。


おススメ度: まったく違った反戦映画を作ろうとした意欲作……だと思うのだが、個人的には焦点がぼけて一体何が言いたいのかよくわからない映画になってしまっていたように感じた。それから選曲はちょっと疑問。炎が燃え盛る油田の光景は、不謹慎ながらとても奇麗に感じた。おススメ度はにしている。




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