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歴史映画紹介


カンダハル 怒りの大脱出(2010年)


KANDAGAR/ロシア

監督 : アンドレイ・ケイフン

<キャスト>  アレクサンドル・バルエフ  ウラジミール・マシュコフ  アンドレイ・パニン  ボグダン・ベニウク  アレクサンドル・ゴールベフ 他

劇場未公開


1995年8月。内戦が続くアフガニスタンで起きた民間ロシア人パイロット監禁事件。この『カンダハル〜怒りの大脱出〜』は、この事件を題材に、タリバンによって不当に拘束さら軟禁状態におかれた7名のクルーが、不屈の闘志で生き抜き387日間の戦いの顛末を描いている。

当時のアフガニスタンはタリバンをはじめとした諸宗派の対立による内戦状態。その中で、かつてアフガンに侵攻したロシアへの反発は根強かった。拘束されたのが民間人であっても、利用価値がないとなれば生きて変えることなど難しい。『カンダハル〜怒りの大脱出〜』の中では、拘束が長期に渡る中で浮き彫りになってくる愛するものや故郷へ帰りたいという想い、乗員同士の対立や不和、タリバン兵との交流や価値基準の違いなどから来る理不尽な仕打ち、街中で簡単に人が殺される現実。アクション作品を謳っていても大味で派手なアクションと違い、シリアスなドラマになっている。103分という時間的にも短い中で、しっかりと要点を詰め込んだ印象を受けるので、なかなかの良作だと思う。

おススメ度: 舞台がイスラム教国のアフガニスタンということもあって、女性は全く出てこない。そのため非常に男くさい(?)作品ではある。ただ個人的には結構お勧めの1本。オススメ度はBにしている。ただ、主演の一人が「怒りの戦場 CODE:PIRANHA」のウラジミール・マシコフ。監督も同じくアンドレイ・ケイフンだからといって安易に“怒りの”なんて副題をつけるのはいかがなものか。クライマックスから感じるのは、怒りとはまた違った感情のように思えるのだけれど……そりゃ、怒っていただろうけれどさ。