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歴史映画紹介


キングダム・オブ・ヘブン(2003年)


Kingdom of Heaven/アメリカ

監督:リドリー・スコット

<キャスト>  バリアン:オーランド・ブルーム  シビラ:エヴァ・グリーン  ティベリアス:ジェレミー・アイアンズ  ゴッドフリー:リーアム・ニーソン  ボードワン4世:エドワード・ノートン 他

2005年劇場公開(FOX)



Kingdom of Heaven Trailer



12世紀、聖地エルサレムを舞台にした、キリスト教徒とイスラム教徒の戦いの物語。第1回の十字軍遠征(1096年〜1099年)で、エルサレムはキリスト教徒の手に落ちたが、内部での権力闘争によって弱体化し、1187年にイスラム世界の雄、サラディンによってイスラム教徒によって、奪取された。ヨーロッパは再びエルサレム奪還のために十字軍を送る。しかし、エルサレムの再奪取はおろか、征服した領地を次々に失った。それが、ヨーロッパとイスラム世界の対立の原点だった。エルサレムにあったのは残酷な現実と、血で血を洗う権力闘争、イスラムとの凄惨を極める戦いだった。理想を背負って国を出た十字軍の兵士たちは、そこに、何を求めたんだろう。


物語は鍛冶屋のバリアンのもとに騎士が訪れる所から始まる。その騎士は、バリアンすら知らなかった事実を告げる。騎士の名はゴッドフリー。バリアンは自分の子だと告げ、望むなら十字軍の一員として、エルサレムに連れて行きたいと言う。ゴッドフリーについていくことを決めたバリアンだったが、道中、兵士たちと戦闘になり、ゴッドフリーは戦死してしまう。


ゴッドフリーの遺志を継ぎ、エルサレム王に忠誠を誓う騎士となる決心をするバリアン。いくつもの試練を乗り越え、エルサレム王と王女シビルの信頼を勝ち取った。らい病(ハンセン氏病)により、先の短かったエルサレム王は、エルサレムの未来を悲観し、王女シビルをバリアント結婚させエルサレムの未来を託そうとしたが、しかし、父との誓いと使命を果たそうとするバリアンはそれを断る。


シビルと結婚し、王となったガイは、サラディンへと無謀な戦いを挑み、捕虜となる。もはや、戦うことの出来る騎士がいなくなったエルサレムへとサラディンの兵が迫る。エルサレムの危機に対して、バリアンはシビルとエルサレムの人々を守るため最後の抵抗に立ち上がるのだった。


イマイチ主人公のバリアンの存在感のなさが気にかかる。らい病に冒され、顔にはマスクをつけているエルサレム王は、それほど多くの登場場面があったのに異様な存在感があったのに……。


おススメ度: 物語は実話をもとにはしているものの、バリアン自体は陥落するエルサレムの籠城と開城に関わったこと以外はフィクションであるらしい。歴史大作ではあるが、長くてつまらなかったというのが正直な感想。エルサレムがイスラムの英雄に奪われた最後の時という大変に興味深い時代であり、キリスト教徒にとっては、きっとその歴史上最大の屈辱の瞬間を描いており、実は結構な冒険作だったのかも、とか思ったが、エンターテイメントとしては……。強く大きなメッセージが込められているのはよくわかったものの、「これは面白い! おススメ」とはちょっと言えない。おススメ度はとしている。




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