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歴史映画紹介


王妃マルゴ(1994年)


La Reine Margot/フランス

監督:パトリス・シェロー

<キャスト>  王妃マルゴ:イザベル・アジャーニ  ラ・モール:ヴァンサン・ベレーズ  シャルル9世:ジャン=ユーグ・アングラード  カトリーヌ・ド・メディシス:ヴィルナ・リーズ  ナヴァール公アンリ:ダニエル・オートゥイユ 他

1995年劇場公開(ヘラルド・エース=ヘラルド)



Queen Margot / La Reine Margot (trailer)



1572年。フランスはユグノー戦争(1562年〜1589年)の真っただ中。新教と旧教の対立するパリを舞台に、フランス王家に生まれながら恋に生きた女性マルグリット・ヴァロア(マルゴ)を主人公にしたアレクサンドル・デュマの名作の映画化。実際のマルグリット・ヴァロアも強烈な男性遍歴の持ち主だったらしく、夫のアンリにも愛人ができると夫婦仲は冷え切り1588年に離婚した。しかし、その後のアンリとの友人としての関係は良好だったらしく、アンリの子で後のルイ13世をとても可愛がり、遺産を彼のために残している。マルゴの夫のアンリは後のアンリ4世はナントの勅令を出し、フランスの宗教対立に一応の決着をつけた人物として知られる。


2人の結婚式のわずか6日後にカトリーヌ・ド・メディシスの策動によって起きたといわれる聖バルテルミの虐殺の前後がこの物語の舞台。ユグノー(新教)の指導者であるアンリの結婚式に大勢集まったユグノー数千人が虐殺されたこの事件は、宗教対立の中で起こった数多い悲劇の一つ。そんな中、マルゴは一人のラ・モール伯爵という男と出会う。ラ・モールへの愛情を覚えたマルゴは、愛のない夫であったはずのアンリが常に命を狙われ苦悩にさいなまれる様を目の当たりにし、アンリを救いたいと思いながらも、ラ・モールを忘れられないでいた。そんな中、カトリーヌ・ド・メディシスの策謀の手は、アンリに迫っていた。


どうしても、マルゴの考え方、というか生き方を好きになれないのは、自分が一瞬の情熱よりも、平穏で心乱されない生き方を望むせいだろう。アンリとの関係がこの物語の通りなら、きっとアンリの良き妻になる努力をしたほうが幸福になれたろうに、とか思ってしまう。


おススメ度: 16世紀のフランスを舞台に、見ごたえのある豪華絢爛な歴史絵巻になっている。最初はロマンチックなラブストーリーかと思いきや、宗教対立の中で起こる暗殺、虐殺。その中の情熱的な愛……。暗く生々しい作品であるため、お勧めしづらい部分はあるが、素晴らしい歴史大作になっていると思う。おススメ度はにしている。




【原作】






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