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歴史映画紹介


ラストゲーム 最後の早慶戦(2008年)


日本

監督:神山征二郎

<キャスト>  戸田順治:渡辺大  黒川哲巳:柄本佑  相沢陽一:和田光司  田中穂積:藤田まこと   小泉信三:石坂浩二 他

2008年劇場公開作品(シネカノン)


太平洋戦争の戦況が悪化する中、敵国のスポーツであるとして六大学野球は解散に追い込まれた。そんな中、早稲田、慶応の学生は練習を続けていたが、いよいよ学徒出陣の時を迎えようとしていた。慶応義塾の小泉塾長は、学生たちの最後の記念にと早稲田大学野球部顧問の飛田穂洲に早慶戦の開催を申し込むが、早稲田の大学当局は、この時期に一ヶ所に大勢の人間を集める早慶戦の開催に難色を示す。1943年(昭和18年)10月16日、紆余曲折を経て、出陣学徒壮行早慶戦が開催される。これから戦地へ赴く学生たちに最後の思い出にしてやりたいと早慶戦開催に奔走する大人たちと、試合に臨む若い学生たちの姿を描く。感動の実話を基にした物語。


誠実に作られた作品だと思うが、描き方が平板で酷く弱い印象を受けた。軍国主義賛美の作品でもないし、軍人や官憲の姿も、それほど悪役としては描かれていない。戦中を描くときは、もう少し極端な描き方をした方が映画としては面白くなるのではないだろうか。それからこれは仕方ないのかもしれないが、やっぱり役者陣(特に選手役の人は)は力不足かなと思わないでもない。戦争を知らない世代の人が真摯に戦時中を描こうとしているのは分かるが、主要キャラの戸田順治とその兄の場面なんかは、タ○チのノリでやっているように感じた。色々考えた上での配慮だろうが、個人的にはせめてラストに史実通り『海ゆかば』を歌ってもよかったんじゃないかなと思う。


おススメ度: 大変真面目な作品だと思う。戦争映画、歴史映画としてみれば、良作ながらよく似た作品でもっと完成度の高い作品は多くあるとも感じる。昔、こういうことがあったのだという事実を知ることは必要だと思うし、一見の価値ある作品だと思う。おススメ度はにしている。




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