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歴史映画紹介


メンフィス・ベル(1990年)


MEMPHIS BELLE/アメリカ

監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ

<キャスト>  デニス:マシュー・モディン  ダニー:エリック・ストルツ  ルーク:テイト・ドノヴァン  フィル:D・B・スウィーニー  ヴァル:ビリー・ゼーン 他

1991年劇場公開作品(フジサンケイグループ提供/WB)



メンフィス・ベル 予告編



メンフィス・ベルは第二次世界大戦中にシリアル・ナンバー41-24485のB-17Fの愛称として実在した機体のこと。当時、イギリスに駐在してドイツへの爆撃をしていたアメリカの第8空軍では25回の出撃を達成した搭乗員は帰国が許されていた。空軍は、この25回達成を宣伝に利用するためにウィリアム・ワイラー少佐をイギリスに派遣し、その機体を撮影した。映画『メンフィス・ベル』は1944年にドキュメンタリー映画として公開されたものをもとに、1990年映画化された作品。


ストーリーは第二次世界大戦当時のイギリス。すでに24回の白昼爆撃を終えていたメンフィス・ベルの搭乗員たちは、故郷に帰るまでの最後の1回を前に、様々な思いを胸に夜を過ごしていた。彼らの多くはまだ十代の若者たち。夜が明ければ、最後の爆撃が始まる。生きて帰れば、国に戻ることができ、しかし、空の上で命を落とすかもしれない。朝を迎え、メンフィス・ベルと、10人の若者は飛び立っていく。


青春映画のような印象を受ける映画だったのは確か。戦争を奇麗に描こうとしている印象は受けるが、そもそも、1944年のドキュメンタリー自体が宣伝のために“奇麗な”爆撃を撮らなければならなかったのは確かではないかと思う。そういう意味では、映画化しても、こういう映画になってしまったのではないかなと思う。かといって、監督や脚本家の方が、戦争における死に正面から向き合っていない映画でもないように思う。ただ、空戦の場面が主になっているために、地上で逃げ惑う人たちの姿が描かれないことには、いくら空中戦で人が死ぬ描写を出しても、死のインパクトが弱い映画という気がする。


おススメ度: 飛行機の登場と、発展、進化は戦争の在り方を大きく変えた。空中戦が多少描かれているとはいえ空爆による破壊、殺りくがあまり描かれていないことには少し気にかかる。個人的に、戦争映画に青春映画のような空気を入れるのはあまり好きではないこともあって、おススメ度はにしている。




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