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歴史映画紹介


フランケンシュタイン(1994年)


MARY SHELLEY'S FRANKENSTEIN/アメリカ

監督:パオロ・ヴィルツィ

<キャスト>  ロバート・デニーロ  ケネス・プランナー  トム・ハルス  ヘレナ・ボナム=カーター 他

TVM



Mary Shelley's Frankenstein Trailer



怪奇小説の名作の映画化。これまでも、フランケンシュタイン作品は数多く映像化されているが、この作品はできる限り原作に忠実に再現しているようだ。ぞっとするような凄みのあるロバート・デニーロの怪演が光る作品。


物語の舞台は18世紀末。北極圏を目指す男の前に、1人の男が現れる。その男は、ヴィクター・フランケンシュタイン。彼は、ここにいたるまでの長い話を語り始めた。


若い頃、母親は弟を生み、その代わりに死んだ。そのことがヴィクターに、大きな欲求を植えつけた。それは、死をこの世から排除すること。そのために、死者を蘇らせる研究を進める学者の下につく。そして、ヴィクターに、研究の成果を試すときが来た。遺体をつなぎ合わせて1人の人間を作り上げた。しかし、そうして生み出された人間のあまりの醜さに、ヴィクターは己の愚かさに気付いたが、命を吹き込まれた人造人間はすでに動き始めていた。知能を手に入れた怪物は、復讐のために、ヴィクターを追ってジュネーブへと向かう。


「名前すら、くれなかった」 物語のエンディングで名を問われた人造人間はそう答える。憎しみながら、実はヴィクター・フランケンシュタインの愛を求めていたんじゃなかろうかと思え、胸に詰まる場面だった。


ところで、あのエリザベスの壮絶な最期の場面は、この作品のオリジナルなんだろうか。僕が読んだ小説にこの場面は出てこなかった気がしたんだが。もう一回、ちゃんと原作を読んでみたい。


おススメ度: 原作が書かれた1817年は、産業革命の時代。万能の科学がいずれ人間の不死さえ実現すると信じられていた時代だったんだろうかと思う。しかし、この作品はホラーではないな。ヴィクターは天才であるが故に禁断の技術に手を触れ、恐れ、人造人間を捨てた。人造人間はできそこない故に何も手に入れることができない。一体誰に、人造人間を責められようか。とんでもない悲劇だと思う。おススメ度はにしている。




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