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歴史映画紹介


戦艦バウンティ号の叛乱(1935年)


Mutiny on the Bounty/アメリカ

監督:フランク・ロイド

<キャスト>   クリスチャン:クラーク・ゲーブル  ブライ:チャールズ・ロートン  バイラム:フランチョット・トーン 他

1938年劇場公開



Mutiny on the Bounty - Trailer [1935] [8th Oscar Best Picture]



18世紀末ごろに起こった実際の事件をもとにしたベストセラーの映画化。日本でも1938年に公開されたが、時代は軍国主義の真っただ中、叛乱の文字はタイトルから削除され大幅な検閲が行われ南海征服という題名で公開されたいわくつきの作品でもある。『戦艦バウンティ号の叛乱』のモデルとなった戦艦バウンティ号で起こった反乱事件は、この後も何度か映画化されている。


1787年。戦艦バウンティ号がタヒチに向けて出港した。ブライ艦長はキャプテン・クックのもとで経験を積んだ優秀な航海士だったが、乗務員を酷使し些細なことで拷問同然の懲罰を繰り返した。そのため、乗員からの信頼を失ってしまっていた。さらに、乗務員から信頼の厚かったクリスチャンが艦長の命令を拒否したことで、底意地の悪い仕返しをするようになる。それでもタヒチへは無事に到着し、パンノキの苗木を積み込み、ジャマイカに向けて出港すると、乗員のブライ艦長への不満は一気に爆発した。クリスチャンも、窃盗の容疑をかけられたことでブライ艦長へのこれまでたまりにたまった怒りが爆発する。反乱はあっけなく成功し、艦長と館長に従う士官たちは小さなボートにわずかな食料ととも大洋のど真ん中に放り出されることになる。クリスチャンたちはタヒチへ向かい、ブライ艦長たちは海の藻屑と消えるはずだった。しかし、ブライ艦長は3500マイル(1マイル=1852メートル)を小さなボートで生き抜き、反逆者たちを捕えるために再びタヒチへと向かうのだった。


有名な事件のようだが、その動機などは詳しいことは分かっていないという。そのため、あくまでもこの物語は物語ではある。しかし、今よりも航海技術が進んでいなかった時代、ブライ艦長のように力で船を支配しなければ、船の規律や秩序はあっという間に崩壊してしまうのも事実だったのかもしれない。ブライ艦長を演じているチャールズ・ロートンの悪漢ぶりは見事。


おススメ度: 古い映画ながら秀作と感じる。海洋反乱ものの元祖ともいうべき一本。おススメ度はにしている。




【バウンティ号の反乱事件】