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歴史映画紹介


ランジェ公爵夫人(2007年)


NE TOUCHEZ PAS LA HACHE/フランス・イタリア

監督:ジャック・リヴェット

<キャスト>   アントワネット・ド・ランジェ公爵夫人:ジャンヌ・バリバール  アルマン・モンリヴォー将軍:ギョーム・ドパルデュー  ブラモン=ショーヴリ妃:ビュル・オジエ  ヴィダム・ド・パミエ:ミシェル・ピッコリ 他

2008年劇場公開(セテラ・インターナショナル)



Trailer Ne Touchez Pas la Hache (The Duchess of Langeais) -2007-



オノレ・ド・バルザックの原作の映画化。19世紀を舞台に、伝統的な貴族社会が崩壊してゆくなか、伝統的な貴族社会でしか生きてこず、それしか知らない女性と、ナポレオン戦争の英雄でアフリカの奥地から生き残ってきた伝統とは縁のない男。2人の全く知らなかった愛の姿を発見していく過程を描いた良作。


ナポレオン戦争の英雄だったモンリヴォー将軍は、スペインの修道院で長年探していた女性の姿を見つける。2人の出会いは5年前。ナポレオン戦争が終わった時代。華やかな社交界の華だったランジェ公爵夫人は、アフリカの奥地から生還し時の人となったモンリヴォー将軍と出会う。将軍に興味を持った公爵夫人は、言葉巧みに将軍を誘惑し、翻弄する。公爵夫人に夢中になったモンリヴォー将軍の行動は次第に過激なものになっていく。そしてついに、公爵夫人を拉致するという行動に出るが、モンリヴォー将軍はこれで公爵夫人と決別するつもりだった。しかし、このことをきっかけにランジェ公爵夫人の心に火がつき、2人の立場と関係は一気に逆転する。モンリヴォー将軍を熱烈に求めるようになったランジェ公爵夫人にモンリヴォー将軍は……。


原作が文学作品なだけにやや生真面目すぎるきらいはあるかと思うが、この映画、肝心な部分を見せないようにして描かれているように感じた。自分の想像力が人並みいかなのは横に置いていても、彼らの感情の動きや行動に、どこか解釈できない感覚を持った。その解釈できない感覚がいつまでも胸に残っているような感じを受けた。伝統的な貴族社会が崩壊していく時代に描いた真摯な愛の物語になっている。


おススメ度: 個人的には古い史劇のような印象を受けた作品。フランス恋愛映画の詰まった贅沢な作品に思えたが、フランス映画に慣れていないと退屈に感じるかもしれない。おススメ度はとしている。




【原作】