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歴史映画紹介


プラトーン(1986年)


PLATOON/アメリカ

監督:オリヴァー・ストーン

<キャスト>  クリス・テイラー:チャーリー・シーン  バーンズ軍曹:トム・ベレンジャー  エリアス軍曹:ウィレム・デフォー  バニー:ケヴィン・ディロン 他

1987年劇場公開(Ori=WB)



「プラトーン」予告編



【ベトナム戦争】  1960年代、ベトナムの南北統一を巡ってベトナム戦争が起こった。第一次インドシナ戦争の延長線上にあるため、第二次インドシナ戦争とも呼ばれる。ベトナムの民族紛争であると同時に第二次世界大戦後の新たな世界の仕組みを構築する過程で起こった東西冷戦の中、表面化した代理戦争の一つとして、ベトナムは凄惨な戦場と化した。アメリカ軍も直接介入し、住民虐殺やゲリラ掃討のための枯葉剤散布、クラスター爆弾による不発弾などは現代においてさえ悲劇を引き起こしている。アメリカ、西欧、日本などでも反戦運動が高まり、1973年にアメリカ軍は完全撤退。1975年のサイゴン陥落を以て、戦争終結とされる。


この作品は、実際にベトナム戦争に従軍したオリバー・ストーン監督が、アメリカ兵による民間人の虐殺や、隊内で蔓延していた規律の乱れやドラッグなどを通し、戦争の意味を問うた怪作になっている。大変にリアルに戦争を描いた作品として知られ、後にベトナム帰還兵を描いた『7月4日に生まれて(1989年)』でも高い評価を受けたオリバー・ストーン監督はベトナム戦争映画の先駆者として評価されている。


物語の舞台は1967年。ベトナム戦争は激化しており、主人公、クリス・テイラーは戦場に送られるのは少数民族や貧しい者たちという現実に憤り、大学を中退して戦争に志願した。しかし、最前線の舞台に配備されたクリスを待っていたのは想像を絶する過酷な現実だった。クリスの配備された小隊はバーンズ軍曹、エリアス軍曹という性格も考え方も正反対な2人の優秀な兵士が所属しており、彼らの対立は、小隊を二派に分裂させようとしていた。そんな折、ゲリラとの戦闘で単独行動をとっていたエリアスが殺されてしまう。クリスはバーンズの様子から、彼がクリスを殺したのだと確信するが……。


この作品は、面白い面白くないはあまり考えず、「観るべき」作品だと思う。出演者に実際に訓練を受けさせ過酷な状況を経験させて撮影に挑んだという圧倒的な戦争に対するリアリティ。凄惨さ。戦争の悲劇をそのまま伝えてくれる。娯楽作品ではないので嫌いに感じる人も多いだろうが、オリバー・ストーン監督が何を伝えたかったのか……を考えると、クリスの最後の台詞は特に印象に残った。


おススメ度: ベトナム戦争は、アメリカの初めての敗戦であり、次々に明らかになる一般市民を対象とした残虐行為や枯葉剤の散布などによるべトちゃんドクちゃんに代表されるような悲劇の前に、史上最悪の戦争の一つとしてアメリカのみならず世界の記憶にも残っている。映画界にとっても、娯楽としての戦争映画から、戦争の真実や戦争の悲壮さ。戦争が決して正義として称賛されるべきだけのものではない、と変化するきっかけになったのではないだろうか。この作品はその先駆けになった作品としても記憶される。おススメ度はにしている。




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