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歴史映画紹介


パブリック・エネミーズ(2009年)


PUBLIC ENEMIES/アメリカ

監督:マイケル・マン

<キャスト>   ジョン・デリンジャー:ジョニー・デップ  メルヴィン・パーヴィス:クリスチャン・ベイル  ビリー・フレシェット:マリオン・コティヤール  J・エドガー・フーバー:ビリー・クラダップ  ホーマー・ヴァン・メーター:スティーヴン・ドーフ  チャールズ・ウィンステッド:スティーヴン・ラング 他

2009年劇場公開(東宝東和)



"Public Enemies" - Trailer [HQ HD]



1930年代。世界恐慌真っ只中のアメリカを舞台に、銀行強盗を繰り返した伝説のギャング、ジョン・デリンジャーを主人公にした映画。アメリカ中西部で銀行強盗を繰り返し、連邦捜査局から「社会の敵No.1」とされながらも世界的な不景気や禁酒法など、暗澹とした時代を背景に、紳士的な立ち居振る舞いで大衆やマスコミに注目され義賊としてもてはやされた。そのドラマチックな人生は大衆の興味をひきつけ、これまでにも、ジョン・デリンジャーを主人公にした映画は何本か製作されている。また、ジョン・デリンジャーが射殺されたときに、FBIの協力者としてジョン・デリンジャーをおびき出した女が、わざと目立つ服を着るようにというFBIの指示で赤い服を着ていたため、現在でも、アメリカでは「赤い服の女」という言葉は、自分を破滅に導く人間という意味の隠語として使われることがあるそうだ。


映画のキャッチフレーズは「奪うのは、汚れた金。愛したのは、たった一人の女。」の言葉のとおり、ジョニー・デップ扮するジョン・デリンジャーの金持ちの金が集まる銀行だけを標的に鮮やかに犯罪を繰り返す生き様とビリー・フレシェットとの恋愛模様とを織り交ぜながら、捜査局捜査官メルヴィン・パーヴィスとの戦いが描かれている。


ストーリにはあまりかかわってこないが、初代FBI長官J・エドガー・フーバーが登場している。南北戦争から65年。まだまだ州ごとの独立性が高かった時代が舞台のことで、州をまたいだ犯罪への対処をてこに、中央集権を狙う姿が描かれている。物語の中でも「お前たちはせいぜい州から州だが、俺たちは全米が相手だ」という感じのマフィアのボスの台詞も出てくる。国家に対する意識が変化していた時代の物語といえるのかもしれない。


おススメ度: 正直なところ、事実がどうであれ銃火器をぶっ放しすぎという印象が強かった。ジョン・デリンジャー一派を追い詰めるFBIの知略線を期待した分、拍子抜けの感じがあった。20世紀前半の雰囲気はよく出ていると思ったが、全体的に説明不足の印象は否めなく感じる。おススメ度はにしている。





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