TURNING☆POINT〜世界史(西洋史)を舞台にした歴史映画・DVD紹介のサイト〜


カスタム検索


歴史映画紹介


セブンソード(2005年)


SEVEN SWORDS:七剣/香港・中国

監督:ツイ・ハーク

<キャスト>   ヤン・ユンツォン:レオン・ライ  チュウ・チャオナン:ドニー・イェン  ウー・ユエンイン:チャーリー・ヤン  フォンフォリェンチョン:スン・ホンレイ 他

2005年劇場公開(ワーナー)


HERO〜英雄〜(2002年)』『LOVERS(2004年)』に続く第三段、というのがワーナーの触れ込みだったが、作品の印象はワイヤーアクションとCGを駆使した秀麗な作品だった前2作と比べて、どちらかと言えばアクション主体の古い香港映画の印象を受ける。


物語の舞台は1660年ごろの中国。清王朝が成立したころで、中国はいまだ混乱の渦中にあった。政府は反乱軍を根絶やしにするために、禁武令を出したが、明王朝時代の軍人だった風火連城(フォンフォリェンチョン)はこの機に乗じて私腹を肥やすべく中国北西部で残忍な殺戮の限りを尽くす。次の標的は武荘という寒村だった。明時代に、処刑人として多くの血を流した傅青主(フー・チンジュ)は、その贖罪のために風火連城と戦っていた。武荘に危機が迫っていることを告げた傅青主は、村を救うべく武元英(ウー・ユエンイン)と韓志邦(ハン・ジィパン)とともに晦明大師(フイミンダーシ)が隠遁生活を送る天山へと向かう。傅青主の願いを聞いた大師は楚昭南(チュウ・チャオナン)、楊雲?(ヤン・ユンツォ)、穆郎(ムーラン)、辛龍子(シン・ロンヅ)の4人の弟子を、七振りの刀とともに武荘へと送る。まずは、風火連城の軍を撃退した七人だったが、敵は自分たちの中にさえいたのだった。


『HERO』『LOVERS』の2本と比べて、ストーリーが割と単純だった2作に比べて、こちらの方がストーリーが分かりづらいというのがまずは印象に残った。登場人物7人の人物描写や剣の特性などの描写が充分ではなく、アクションシーンもカット割りが細かく非常に暗くて見づらい。これは自分が香港映画をあまり見慣れていないせいで感じる部分も大きいのだろう。むしろ、連続ドラマくらいの時間をかけてじっくりと描いてほしかった作品だった気がする(別に連続ドラマ版の方をお勧めしているわけではない。そっちはまだ未見だし。)結果的にあれも、これもと詰め込みすぎて、分かりづらいなという感想だけが残った気がする。自分が観たDVDは2時間半のものだったが4時間のものも出ているそうだから、少しは印象の変わる作品になっているかもしれない。とはいえ、もう観る気がしないが。ただ、新たな道を選び旅立っていくラストは好感をもって終われたと思う。


おススメ度: 17世紀清王朝の中国を舞台にした歴史ものだが、ストーリー自体は単純で時代劇っぽく感じた。香港映画好きの方にはそれほど苦にならない作品だろう。あとは、生身のアクションを好むかワイヤーアクションを好むのかの違いくらいで感想も変わってくるのだろう。おススメ度はとしている。




【関連商品】