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歴史映画紹介


ダークソード〜処刑人〜(2006年)


SHADOW OF THE SWORD/イギリス・オーストラリア

監督:サイモン・アービー

<キャスト>  ニコライ・コスター=ワルドー  ピーター・マクドナルド  ジュリー・コックス  アナスタシア・グリフィス 他

劇場未公開


16世紀のオーストリアを舞台にした歴史ドラマ。パッケージをみたらソードアクションのような印象を受けるが、あまりそういう要素はない。主人公は罪人の首を切る処刑人。人を殺すことを生業とし、人々に忌み嫌われる仕事。宗教対立の波の中で翻弄される男同士の友情、家族愛。テーマはとにかく、シナリオがちょっと雑な印象を受ける。血の飛び散る場面の多い作品なのであんまりそういうのを見たくない人にはお勧めしない。

16世紀。修道院で孤児として過ごしたマルティンとゲオルク。マルティンはオーストリアの軍で陸軍大尉に、ゲオルクは修道院の院長になる。しかし、マルティンが首切り処刑人の娘アナを好きになったことで2人の関係はおかしなものになっていく。軍人としてのキャリアを捨てて首切り処刑人となるマルティンだが、アナを好きだった男がマルティンを罠にかける。気がつくとマルティンは異端審問官たちによって追い詰められていく。

マルティンの幼馴染の修道院長はもうちょっとどうにかならないものだっただろうか。腐敗した教会とのはざまで自分の信念を貫くことも、彼らに迎合することもできない、ただの道化師。せめて、教会の人間としての正義なり良心なりを示してほしかった。作品の中では、異端審問官たちが王の娘にさえ過酷な拷問を行う様子が描かれている。当時の教会がいかに絶大な権力をもっていたかがわかる。

おススメ度: 内容はいい作品だと思うのだが……パッケージがひどい。どこが、ソードアクションなんだか。真面目に歴史をとらえたいい作品だと思うので、真面目に歴史作品らしいパッケージにしてほしかった。内容的に良かった作品だとは思うものの盛り上がりに欠けるかなと思わないでもない。おススメ度はくらいにしている。