TURNING☆POINT〜世界史(西洋史)を舞台にした歴史映画・DVD紹介のサイト〜


カスタム検索


歴史映画紹介


ミーシャ/ホロコーストと白い狼(2007年)


Survivre avec les loups/フランス

監督:ヴェラ・ベルモン

<キャスト>  ミーシャ:マチルド・ゴファール  ゲルーシャ:ヤエル・アベカシス  エルネスト:ギイ・ブドス  マルト:ミシェル・ベルニエ  ロイヴン:ベンノ・フユルマン 他

2009年劇場公開作品(トルネード・フィルム)



Survivre avec les Loups



1942年。第二次大戦下のヨーロッパを舞台にした映画。原作はミーシャ・デフォンスカのベストセラー『少女ミーシャの旅』。たった8歳で両親を失い、両親を探して3000キロの道程を旅した自伝だが、この映画の公開された後に、自伝がフィクションであり、自身もユダヤ人ではなかったことを筆者本人が認めた。ただし、ブリュッセルで両親がナチスに連行されたのは事実だという。

1942年のブリュッセル。ユダヤ人のミーシャと家族は、迫害を逃れ隠れ住んでいた。しかし、ミーシャの両親はナチスにより捕えられてしまう。支援者の元に引き取られたミーシャだったが、ミーシャを引き取った家族はミーシャを受け入れず、ミーシャも新しい家族になじめない。ミーシャは、彼らの元を去り、両親を探して長い長い旅に出る。

旅のさなかでミーシャは真っ白い狼に出会う。ミーシャは狼の群れと行動をともにしながら旅を続け、ウクライナへとたどり着く。そこで出会った、人情味あふれる人々。しかし、そこも安住の地にはならなかった。

狼との場面などはドキュメンタリーを見ているような映像。少女の逃避行を描いた映画のためナチスの迫害やホロコーストを描いた映画としては弱く、サバイバル映画……とでも言えばいいのだろうか。歴史物として観る分にはちょっと弱く感じた映画になっている。

おススメ度: 確かに、歴史物・戦争ものとしてはあんまりお勧めしない映画だが、主役のミーシャを演じたマチルド・ゴファールの演技は秀逸というより怪演といった感じを受ける。ウサギの肉やミミズを食べる演技は、実際にそれを実行したのだという。彼女の名演は十分見る価値があり、おススメ度はにしている。



【関連商品】