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歴史映画紹介


ある公爵夫人の生涯(2008年)


THE DUCHESS/イギリス・イタリア・フランス

監督:ソウル・ディブ

<キャスト>   デヴォンジャー公爵夫人(ジョージアナ):キーラ・ナイトレイ  デヴォンジャー公爵:レイフ・ファインズ  レディ・スペンサー:シャーロット・ランプリング  チャールズ・グレイ:ドミニク・クーパー  レディ・エリザベス・フォスター:ヘイリー・アトウェル 他

2009年劇場公開(パラマウント)



映画キーラ・ナイトレイ最新作『ある公爵夫人の生涯』予告編



18世紀のイギリスを舞台にした作品。主人公のジョージアナは故ダイアナ元イギリス皇太子妃の先祖に当たる。公爵家に嫁ぎ、その美貌とファッションリーダーとしてロンドンの社交界で華やかにふるまう反面、夫との愛のない結婚生活による孤独、スキャンダラスな愛などが描かれている。ダイアナ元妃の先祖という言われ方をすると、現皇太子を中心にした、三角関係をふと思ってしまうのは仕方のないところ。というより、予告編でもダイアナ元妃を登場させたことで非難されたそうだが、ダイアナ元皇太子妃、チャールズ皇太子、カミラ夫人との三角関係をイメージするように作っているように思えた。


衣装は絢爛豪華で、それだけでも見る価値はあると思う。ジョージアナを演じるキーラ・ナイトレイは、このサイトでもおなじみの名前になった。史劇に顔を出す人になった感じがして、自分の中でコスプレの女王みたいな感じになりつつあるような気がしてちょっと心配。


ストーリーは、女性に自由のない時代と、無神経・無理解な夫、それによる公爵家の息苦しさ、その結果でてくるスキャンダラスな愛……そして、そこからの救済がテーマだが、どこかおとなしめに描かれているように感じる。同時代を舞台にしたドラマでも、フランスではこの時代、高級貴族の既婚女性が、若い男性を囲っていたのは珍しくなかったそうで、イギリスの歴史ドラマでフランスの歴史ドラマでも関係なしに見ていると、そこまでスキャンダルでもないように感じでしまう。史劇を見慣れてしまうと、ちょっと価値観が曖昧に感じてしまうところが出てきてしまうが、当時のイギリスではれっきとした大スキャンダルだったらしい。公爵がせめて最後の言葉を、もっと早くに口にしてくれていたなら……彼女はここまで苦しまなくても良かったのではあるまいか、と思う反面、そういう時代だった……で済ませてしまうようなことなのかもしれない、とも思う。


おススメ度: 絢爛豪華な衣装などはおススメ。あまり、派手さがある作品ではないと思うが、結構あっさりした作品だと思ったので、もっとどろどろさせてもよかったのでは、とも思う。綺麗な作品であるので一見の価値はあると思うが、おススメ度はとしている。