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歴史映画紹介


ザ・ホークス〜ハワード・ヒューズを売った男〜(2006年)


THE HOAX/アメリカ

監督:ラッセ・ハルストレム

<キャスト>  クリフォード・アーヴィング:リチャード・ギア  ディック・サスキンド:アルフレッド・モリナ  エディス・アーヴィング:マーシャ・ゲイ・ハーデン  アンドレア・テイト:ホープ・デイヴィス  ニーナ・ヴァン・パラント:ジュリー・デルピー  シェルトン・フィッシャー:スタンリー・トゥッチ 他

2011年劇場公開(ファインフィルムズ)



映画『ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』予告編



ハワード・ヒューズ(1905年〜1976年)は、20世紀を代表する大富豪で、映画監督や飛行機乗りとしての顔を持つ。世界の半分の富を持つと称されたこの人物は、当然、善きにつけ悪きにつけ、注目の人物だった。ハワード・ヒューズを主人公にした映画では、2004年の『アビエイター』を紹介している。


この映画『ザ・ホークス〜ハワード・ヒューズを売った男〜』の主人公、クリフォード・アーヴィングは、ハワード・ヒューズの自伝を捏造し、出版社を手玉に取った世紀の詐欺事件を巡る衝撃の実話を、本人の回顧録を基に映画化した作品。


このような話を実際に思い立ち、実行に移したという時事に驚き。売れない作家が一度も会ったことがなくインタビューなどしたこともない伝説の大富豪の自伝を書くことを思い立ち、ヒューズの筆跡を真似た手紙で出版社の人間を騙し、さまざまな手段で情報を集め、嘘がばれないように綱渡りに似たぎりぎりの手段でそのピンチを切り抜けていく。ヒューズを取り巻く諸事情から、刊行しても問題にすることはできないと信じ込むアーヴィングだが、次々迫り来るピンチは、口からでまかせの嘘だけで乗り切れるようなものではなく、次第に追い詰められていく。さらに、その嘘が露見し、予想もつかない方向に事態が推移していくさまを、スリリングに描いている。


最後の方で、クリフォード・アーヴィングの前に、ヒューズの側近が現れる。まぁ、これは、彼の妄想に過ぎなかったわけだが、虚構の上に虚構を重ねて、なお自分を大物ぶって見せようとする姿には苦笑する。所詮、ただの詐欺師の話だが、こうして傍から見ていると、滑稽で笑えてくる。


おススメ度: なんだかんだで、スリルあるストーリーはなかなか楽しめたと思う。まぁ、逮捕され、奥さんに逃げられ、結局ただヒューズに利用されていただけだし、踏んだり蹴ったりで何の同情もできないけれど、時としてこういう荒唐無稽な犯罪が起こるから世の中は不思議だ。ある意味で振り込め詐欺と同じレベルなんだけれど。事実は小説よりも奇なりを地でいくような物語を、わかりやすく面白く描いていると感じ、おススメ度はBにしている。





【原作】






【ハワード・ヒューズ関連】