TURNING☆POINT〜世界史(西洋史)を舞台にした歴史映画・DVD紹介のサイト〜


カスタム検索


歴史映画紹介


耳に残るは君の歌声(2000年)


THE MAN WHO CRIED/イギリス・フランス

監督:サリー・ポッター

<キャスト>  スージー(フィゲレ):クリスティナ・リッチ  チェーザー:ジョニー・デップ  ローラ:ケイト・ブランシェット  ダンテ:ジョン・タートゥーロ 他

2001年劇場公開(アスミックエース)



The Man Who Cried



第二次世界大戦前夜のフランスを舞台に、彼女を残して1人渡米した父を追う少女の物語。一応、第二次世界大戦前のフランスを舞台にしているものの、時代背景の説明が不十分で作品に入り込む糸口を完全に失ってしまった気がする。結局一体何が言いたいのかよく分からない。それが最終的な感想。


主人公のスージー(フィゲレ)はロシア生まれのユダヤ人で、母を早くに亡くし父や祖母と暮らしていた。。父は成功していつか娘を呼び寄せたいと思い渡米するがやがて音信不通になる。スージーというのは洗礼名でイギリスへと引き取られた後でキリスト教に改宗させられつけられた名。言葉が通じず、宗教も取り上げられた孤独の中、歌だけに自分の存在を見出すようになる。やがて父に会うことを夢に見てフランスでコーラスガールとして働くようになるが、そこでもユダヤ人という差別が待っていた。そこで出会ったジプシーに彼女はわずかな安息を見出す。ナチスが台頭しユダヤ人にはさらに危険が迫る中彼女は渡米することを決意するが……。


歌がテーマになっているが、クリスティナ・リッチの歌唱力もいまいちだった。歌は万国共通の言語だというテーマでこれはかなり痛い。役者陣は頑張っていると思うし、ユダヤ人の女性が不幸な時代や人種差別に翻弄される姿は見ていて痛々しく感じ、父親との再会にはホッと胸をなでおろした。しかし、ナチスによるホロコーストが迫る時代。描くべきものがありすぎて一本軸が通った作品になっていなかったのが残念なところ。あまり万人に受ける作品ではない。そもそも、万人受けする戦争映画というのもあまり知らないが。


おススメ度: これは完全に、好きか嫌いかの話になりそうな気がする。戦争に向かっていく時代、その困難な時代の中で生き抜こうとしている人たちを丁寧に描いている感じがして好感が持てるが、やはり退屈の感が強い。おススメ度はとしている。




【関連商品】