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歴史映画紹介


ウルフマン(2010年)


THE WOLFMAN/アメリカ

監督:ジョー・ジョンストン

<キャスト>  ローレンス・タルボット:ベニチオ・デル・トロ  ジョン・タルボット卿:アンソニー・ホプキンス  グエン・コンリフ:エミリー・ブラント  アバライン警部:ヒューゴ・ウィーヴィング 他

2010年劇場公開(東宝東和)



映画『ウルフマン』予告編



1941年の映画『狼男』のリメイク。1941年版戦時下であったにもかかわらずアメリカでは大ヒットとなり(もちろん日本では劇場未公開)、ホラー映画の代表作の一本として数えられる。と言っても、1941年版は未見。


映画『ウルフマン』は1891年のイギリスを舞台に、物語が展開していく。主人公ローレンス・タルボットの生家である古城は、まさしくホラー映画の舞台そのもの。しかし、映画を観た感想は、アニマルパニック映画かな、と思ったものだった。全体的な雰囲気は好きだったが、どちらかといえばスプラッタな場面の方が印象に残る。主人公を演じたベニチオ・デル・トロの終始陰鬱な表情が、映画の薄気味悪い印象をより濃くしている。


主人公の俳優ローレンスは、兄の婚約者のグエンの依頼を受けて、故郷に戻ってきた。故郷の父親とは疎遠になっており、久々の再会だった。父のジョンは、満月の夜に外へ出ないようにと忠告するが、満月の夜、ジプシーたちのキャラバンへ向かったローレンスは、そこで狼男に襲われ重傷を負う。村人たちは、狼男に殺されずに戻ってきたローレンスを恐れ、捕えようとするが、ローレンスはジョンによって助けられる。しかし、確実に、自分の中の異変に気づいていたローレンスは、グエンを安全なロンドンに送り返す。そして満月の夜、ローレンスは異形の姿へと変化を遂げ、次々と人々に襲いかかった。目が覚めて、事の次第を理解したローレンスを警官隊が取り囲み、ロンドンへと送られる。そこで、隠された真実と過去が明かされる。


狼男とは何であるかという説明がなかったのは気になった。自分は、狼男の呪いは呪いをかけた張本人(オリジナルの狼男)を殺したら治ると思っていたので、それでローレンスは助かって大団円になるものと思い込んで観ていたのだが……。ラストの映像を見る限り伝染病という設定だったのだろうか。救われないラストというのは、少し後味の悪いものが残る。


おススメ度: 結構お勧めの映画なのだが、全体的に中途半端な印象を受けた。説明不足と人物の心理描写が足りなく感じたのだが。実際、かなりの量をカットしているようだ。スプラッタな場面や狼男が所狭しと暴れまわったりするあたりはジュラシック・パーク3の監督の面目躍如だな、と感じた。おススメ度はにしている。




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