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歴史映画紹介


仮面の男(1997年)


THE MAN IN THE IRON MASK/アメリカ

監督・脚色:ランダル・ウォレス

<キャスト>  ルイ14世/フィリップ:レオナルド・デカプリオ  アラミス:ジェレミー・アイアンズ  アトス:ジョン・マルコヴィッチ  ボルトス:ジェラール・ドパルデュー  ダルタニアン:ガブリエル・バーン  アンヌ王女:アンヌ・パリロー  クリスティーヌ:ジュディット・ゴドレーシュ  アンドリュー:エドワード・アタートン  ラウル:ピーター・サースガード 他

1998年劇場公開(UA=UIP)



The Man in the Iron Mask Trailer HQ (1998)



アレクサンドル・デュマの「三銃士」の続編。舞台は18世紀のフランス。『朕は国家なり』で知られるルイ14世の治める時代。絶対王政が全盛期を迎え、きらびやかな宮廷文化が花開いた。しかし、貴族の腹を満たすために民衆からは過酷な税を取り立てていた。フランス革命の足音は未だ聞こえてはこない。


表題(原作は鉄仮面)のバスティーユ牢獄に仮面を付けられ、放り込まれたという人間は実在したらしい。1699年に入獄し、1705年に死亡したとされるこの人物の正体は謎に包まれ諸説ある。この作品では、正体をルイの弟フィリップとし、宮廷内の悲しい権力闘争を描いている。ルイと、フィリップの二人一役を演じるのは、前作タイタニックで主演を務め、トップスターの地位に躍り出たレオナルド・デカプリオ。この難役を見事にこなしている。脇を固める4人の銃士も実力派の俳優ばかりで、大きな存在感を示している。しかも、それ以上にその存在感が、レオナルド・デカプリオの存在を沈めるのではなく遥かに高めている。


かつて、リシュリュー枢機卿の陰謀を打ち砕いたダルタニアンと、アラミス・ボルトス・アトスの三人の銃士。彼らも年をとり、それぞれ思い思いの生活を続けていた。ダルタニアンだけが城に残って銃士隊長の任をこなしていた。若いルイ14世の元、民衆の生活を省みない宮廷の贅沢のために、パリの市民には十分な食べ物がいきわたらず、たびたび暴動が起こっていた。その首謀者はイエズス会だった。


引退したアトスの唯一の楽しみは一人息子のラウルの成長を見守ることだった。そのラウルも婚約者クリスティーヌに結婚の申し込みをすることを決めた。しかし、宮廷のパーティにラウルと共に参加したクリスティーヌはそこで若く自己中心的な国王ルイ14世に気に入られてしまう。クリスティーヌを自分の物にしようとしたルイ14世はラウルを戦場の最前線に送り、戦死させてしまう。怒り狂ったアトスは宮廷に殴りこむが、すんでのところでダルタニアンに止められる。


また、民衆たちの苦しみも限界に達し暴動が巻き起こった。ダルタニアンは何とかそれを食い止めるが、民衆の苦しみを理解しようとしない国王に心を痛めていた。そんな折、久々に四人の銃士が集まった。発案者はアラミス。彼は、敬虔なカトリックであり、イエズス会のリーダーだった。イエズス会はルイ14世の命を狙っていた。彼は、ルイ14世を排斥する計画を打ち明け協力を求める。ダルタニアンはそれを断る。ダルタニアンにはある重要な秘密があった。ラウルの仇討ちを望むアトスはアラミスに協力することを約束する。


彼の計画はバスティーユ牢獄に捕らえられているある人物を救い出すことから始まる。それは、なぜか鉄製の仮面を付けられた若い人物だった。救出し、アジトへと連れ帰った3人は、仮面を外し、体を洗わせて髪を切って髭をそってやる。その下から出てきた顔に、ボルトスも、アトスも驚いた。その顔は、あのルイ14世と瓜二つだったからだ。アラミスは驚く彼らに、この青年がルイ14世の双子の弟・フィリップで保身の為にバスティーユ牢獄に入れられたのだと説明する。そして、フィリップとルイを入れ替えることがこの計画の骨子だと説明する。


決行の日はヴェルサイユ宮殿で行われる仮面舞踏会の日。それまで残された時間は3週間。それまでに宮廷での作法をフィリップに教え込まなければならない。果たして計画は成功するのか?ルイには影のようにダルタニアンが付き身を守っている。そして、いよいよ、その日を迎えた。


”我らは銃士(One for all)””結束は固い(All for one)”永遠の合言葉を胸に、友情の誓いとして刀剣を重ねる姿は、三銃士はかくなければと思う。


おススメ度: 個人的にもお勧めの一本。ストーリーも面白いが、実力派を集めたキャストが物語をより高めていると感じる。おススメ度はにしている。




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