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歴史映画紹介


パトリオット(2000年)


The Patriot/アメリカ

監督:ローランド・エメリッヒ

<キャスト>  ベンジャミン・マーチン:メル・ギブソン  ガブリエル・マーチン:ヒース・レジャー  シャーロット・セルトン:ジョエリー・リチャードソン  ウィリアム・ダビントン大佐:ジェイソン・アイザックス 他

2000年劇場公開(SPE)



The Patriot trailer



『インデペンデンス・デイ(1995年)』のローランド・エメリッヒ監督作品。インデペンデンス・デイでは、侵略者との最終決戦をアメリカ独立記念日(7月4日)に設定し、「この日は新しい時代が始まった日となるのだ」と演説する大統領の姿が印象的だった(アメリカの国威発揚といってしまえばそれまでだが……)が、この作品では、そのものずばりのアメリカ独立戦争が舞台。


18世紀をスクリーンの中に再現した壮大で迫力ある映像となっている。戦闘場面も壮絶で、アクションものが好きな方なら2時間半飽きずに見られることだろう。ただ、人間ドラマの点では正直ちょっと……と思わないではない。家族愛、戦争の正義、愛国心とアメリカを象徴するようなテーマが並ぶが、それはイギリス軍も持っているものだからだが、映画の中でイギリス軍は残酷で人間味の無いただの敵として描かれている。SFならば敵と味方、正義と悪、単純な二元論が成り立つが歴史映画ではそうはいかない。エメリッヒ監督の才能は、インデペンデンス・デイのような作品でこそ真価が発揮されるのだろう。


物語の舞台は独立戦争の始まった頃。かつて英雄だったペンジャミン・マーチンも、7人の子を持ち、平穏に暮らすことを望んでいた。しかし、息子のガブリエフは、この時に立ち上がろうとしない父親に軽蔑の目を向けて独立軍の兵士として戦場へと向かっていった。そのガブリエルが不意に戻ってくる。彼は重大な任務の途中だった。しかし、近くで戦闘がおき、負傷した独立軍の兵士を追ってイギリス軍がやってくる。イギリス軍のダビントン大佐はガブリエルを独立軍の兵士と見抜き、捕らえるがその混乱の中、ガブリエルの弟のトマスを殺してしまう。息子を殺され、ベンジャミンは、戦いに身を投じることを決意する。やがて、イギリス軍はベンジャミンを"ゴースト"と呼び恐れるようになっていた。


ところで、物語はフランスの参戦してくるあたりで終わっている。もちろん、フランスは対イギリスという政治的判断で参戦を決めたわけだが、フランスはこの参戦で国庫を圧迫することになり、後のフランス革命を引き起こす一因にもなった。皮肉な話だとも思う。


おススメ度: なんだかんだいってアクションは楽しめる作品だったと思う。ただ、歴史ものとしては……ちょっと。相変わらずこの監督、敵と味方で命の重さが違うなぁ。おススメ度はにしている。




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