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歴史映画紹介


オペラ座の怪人(2004年)


The Phantom of the Opera/アメリカ・イギリス

監督:ジョエル・シュマッカー  作曲・脚本・製作:アンドリュー・ロイド=ウェバー

<キャスト>  ファントム:ジェラルド・バトラー

  クリスティーヌ:エミー・ロッサム  ラウル:パトリック・ウィルソン 他

2005年劇場公開(ギャガ=ヒューマックス)



オペラ座の怪人 【予告編】



時代は19世紀、フランス。華やかなオペラ館の支配人が変わった。以前の支配人は、このオペラ座の本当の所有者なる人物に多額の給与を与えていたらしい。それは、オペラ座の幽霊ともいうべき人物だった。そこに、一人の貴族が訪れる。名をラウルといった。ラウルの幼馴染のクリスティーナが新人の女優としてそこにいたのだが、彼は気付かない。そのクリスティーナは夜な夜な、ある人物から歌唱の指導を受けていた。ラウルが訪れたその夜、クリステーナ前に、一人の仮面をつけた紳士が現れた。その紳士こそ、オペラ座の亡霊……ファントム。彼はクリスティーナを、誰も知らない、深い深い闇へと誘うのだった。

ガストン・ルルーの名作を映画化。全世界で8000万人を動員した、ミュージカルを演出したアンドリュー・ロイド=ウェーバーが作曲と脚本。華やかなミュージカルの世界をスクリーンの中に見事に持ち込んだ。

反面、オペラ座の怪人いう作品は、怪奇ドラマのはず。本来ファントムのもつ、不気味さ、底知れぬ恐怖がそのメインのはずだと思うのだが。1925年のサイレント映画の名作、『オペラ座の怪人』のファントムの仮面を剥ぎ取る場面と、今作では、怖さという点で全く違っていたと思う。少なくとも、ファントムが怖いのは、顔が醜いからではなく、その歪んだ精神こそだろうと思う。

とはいえ、別に今作はそういう趣旨の作品ではないのだろうし、以降に映画化されたオペラ座の怪人の全てが1925年の作品の正当な後継者である必要もない。この作品の演出もまた、一つのオペラ座の怪人なんだろうと思う。吹き替え無しで挑んだという主演者の歌唱力は圧巻。

おススメ度: 演出面や音楽など観るべきものは多い。ミュージカルを知っている人にはあまり評判は良くないそうだが、個人的には一見の価値ある作品だと思う。しかし、オペラ座の怪人はやはりホラーだと思うので、その要素を排除した今作は、オペラ座の怪人としてはあまりお勧めできない。おススメ度はにしている。



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