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歴史映画紹介


風とライオン(1975年)


The Wind and the Lion/アメリカ

監督:ジョン・ミリアス

<キャスト>  ライズリ:ショーン・コネリー  イーデン:キャンディス・バーゲン  セオドア・ルーズヴェルト:ブライアン・キース  ジョン・ヘイ :ジョン・ヒューストン 他

1976年劇場公開(COL)



Sean Connery - The Wind And The Lion (Original Trailer)



1904年のモロッコを舞台にした作品。原作はR・フォーブスの小説『リフ族の首長』。この作品の中でショーン・コネリーが演じたライズリは実在の人物であり、1904年に実際に誘拐事件も起こしているという。


公開当時は、ミリアス監督が黒澤映画の大ファンだったこともあり「サムライ映画」と酷評する声もあったという。確かに、多大な影響を受けているなと感じないでもないけれども、誘拐された未亡人のイーデンが、砂漠の王者を自認するライズリに呆れながら魅かれていくというストーリー展開はアメリカ映画らしいとも感じるのだが。


物語は帝国主義全盛の中、各国から蹂躙されるモロッコの現状を打破するために、国際紛争を誘発するために事件を引き起こすというストーリー展開。モロッコの太守に外国勢力排斥の命令を出させようとするが、国内で絶大な人気を誇るセオドア・ルーズベルト大統領は艦隊を差し向け強硬策に出る。2人の考え方は対照的だ。面子を何より重んじ危険を顧みないライズリ。帝国主義の権化のような大統領。「あなたは風のごとく、私はライオンのごとし。あなたは嵐をまきおこし、砂塵は私の眼を刺し、大地はかわききっている。私はライオンのごとくおのれの場所にとどまるしかないが、あなたは風のごとくおのれの場所にとどまることを知らない」 ライズリから大統領に届けられた書簡の一節。大統領はこれを読み、何を感じたのだろう。


ちなみにセオドア・ルーズベルト大統領は親日派の大統領としても知られ、1905年の日露戦争の際は調停役を果たしノーベル平和賞を受賞した。しかし、日本の帝国主義に警戒し、政権の後期のころは親日派の顔も薄れていったという。


おススメ度: 主人公たるライズリのかっこよさ。この一言に尽きようと思う。ラストで、ライズリが大統領に届けた書簡を読み立ち尽くす大統領の姿。そしてエンディングの場面はぞくっとくるものがあった。おススメ度はにしている。




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