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歴史映画紹介


バトル・ライン〜復讐のソ連兵・ナチス壊滅〜 前編・後編(2008年)


V IYUNE 41-GO JUNE, 1941/ロシア

監督:アレクサンダー・フランスケヴィッチ

<キャスト>  セルゲイ・ベズラコフ  アレクサンダー・フランスケヴィッチ  パヴェウ・デロンク 他

TVM


【独ソ戦】 1941年6月。ドイツ軍は独ソ不可侵条約を破棄し、奇襲攻撃を仕掛ける。その主な目的はカフカースの油田確保とウクライナの穀物確保にあった。一時はレニングラード・モスクワまで迫るものの、強硬な抵抗をつづけるソ連の前に、ドイツ軍は長期戦を余儀なくされる。


1941年6月のドイツ軍による奇襲攻撃“バルバロッサ作戦”を題材に戦争の悲惨さを描いた作品。主人公ブロフ中尉とポーランド人女性ハンナとの恋愛模様をからめながら、ただ一人ドイツ軍に立ち向かうロシア軍兵士の姿を描いている。


かといって、ブロフ中尉の姿は決して英雄のそれではない……と思うのは自分が日本人だからか。ブロフ中尉が守ろうとしている国境は1939年にドイツとソ連がポーランドに侵攻し奪い取ったものだ。ロシア人を憎むハンナの祖父がその象徴として登場する。ドイツ軍の将校も決して悪鬼のごとき人物として描いていない。戦場ではとにかく、兄の死のために悲しめる人間臭さも描いている。ナチス・ドイツ憎しだけで描かれた作品ではないと感じられるのでそのあたりは好感が持てる。ただ、もう少し極端な描き方をしても良かったかなと思わないではない。


物語の舞台は1941年の春。国境警備隊に所属するブロフ中尉は隊の基地に移動する途中、恋人のハンナと再会する。列車に乗り込んだブロフは何者かに縛られ線路上に放置されたソ連の警官を救出する。これは実は、ポーランド人で土地を奪い取ったロシア人を憎むハンナの祖父が起こしたことだった。ハンナの祖父はハンナにロシア人との交際は許さないと言うが、2人はたびたび会っていた。しかし、ドイツ軍が国境を越えて侵攻を開始する。国境警備隊はあえなく壊滅し、ブロフ中尉はわずかな仲間とともに生き残るが、やがてドイツ軍に拘束されてしまう。後編では、ドイツの戦意高揚のための映画制作のために屈辱的な決闘をすることを命じられたブロフ中尉。しかし、仲間の援護がありかろうじて脱出した。しかし、その仲間はドイツ軍に殺されてしまい、復讐の鬼と化したブロフ中尉はドイツ軍にただ1人ゲリラ戦を挑む。


結構バランスの良い作品に感じた。テレビドラマで50分ずつ4話を全・後編に分けている。歴史と、戦争と、恋愛ものをうまくからめた作品だと感じが、少し長くてだらけて感じるところもあったので、もう少し絞ったほうがすっきりとしたいい作品になったように思う。ブロフ中尉が守りたかったのは国境なのか、愛する女性だったのか。さて、どちらがより命を懸けるに値する存在なのだろう。


おススメ度: 個人的には戦争物で1人のヒーローが戦う話はどうも馴染めない。そこそこ面白かったかなと思うので、戦争物は必ずチェックという方はおススメかなと感じる。おススメ度はにしている。





【バルバロッサ作戦】