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歴史映画紹介


アポカリプト(2006年)


apocalpto/アメリカ

監督:メル・ギブソン

<キャスト>  ジャガー・パウ:ルディ・ヤングブラッド  セブン:ダリア・ヘルナンデス  ブランテッド:ジョナサン・ブリューワー  ゼロ・ウルフ:フオール・トゥルヒロ 他

2007年劇場公開(東宝東和)



アポカリプト



ブレイブ・ハート(1995年)』『パッション(2004年)』などで高い評価を受けたメル・ギブソンが描く。15世紀のユカタン半島を舞台に、村を襲撃され捕らえられたジャガー・パウの戦いの物語。15世紀のスペインが大陸へ到達する直前のマヤ王国が舞台。今となっては多くの謎に満ちた王国を、最新の技術で映像の中に再現している。リアリティを出すために、ネイティブアメリカンの人たちを出演させ全編マヤ語で製作されている。

この作品に西洋人の姿はラストに少し出てくるだけで、一言の台詞もない。先住民たちは当初、西洋人たちのことを神話に出てくる神の使いだと考えたという。ラストで、主人公やマヤの兵士が遭遇する西洋人の姿に呆然とする場面は、後の悲劇に繋がることになる。

主人公ジャガー・パウは、小さな集落に暮らす狩人だった。それが、ある時突然マヤ王国の軍隊によって制圧され、多くの村人が犠牲になる。ジャガー・パウも、捕虜にされるが、妻と子は井戸の中に隠すことが出来た。しかし、井戸の中から自力ではとても上がることは出来ない。妻と子の心配をしながらも、捕虜とされマヤの都市に連れて行かれることになった。女は売られ、男は神への生贄とされることになるが、ジャガー・パウの番で日食が起こり儀式は中止になる。捕虜たちは兵士によってなぶり殺しにされる所だったが、ジャガー・パウは逃げ出すことに成功した。マヤの兵が追ってくる中、決死の逃亡劇が始まった。

村の襲撃が終わってからは、観ていて、途中から捕虜ジャガー・パウの眼を通したマヤの観光ガイドみたいな気がした。マヤの兵の残酷さや、マヤ王国によって虜囚にされた人々の姿が次々に出てくる。最新技術で映像化されたマヤの町は圧巻だけど、物語が面白くなるのはジャガー・パウが逃亡に成功してから。何としても、生き延びようとする執念が、画面からあふれてくる。戦闘場面や、ジャガー・パウの逃走場面の動きは、とても躍動的で魅力的で、マヤの時代に引き込ませてくれる。

おススメ度: 息をつかせぬ緊張感。アクション作品としては上々の作品。マヤ文明は今となっては分からない部分も多く、あるいは分からないなら勝手に作ってしまえ(と思っているかどうかは別として)とばかりに想像の範疇の中で製作している部分も多かったのだろう。歴史映画としては確かに誤った印象を受けてしまう恐れもあると感じるし、マヤの衰退を描いた作品でもない。ただ、アクションには大変に魅了されたので、おススメ度はにしている。



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