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歴史映画紹介


3.中世史を舞台にした歴史映画



このサイトで中世と位置付けているのは476年〜1453年です。西洋史では、ペストの大流行や異端審問、十字軍や、モンゴル帝国、オスマン帝国との戦争などの影響もあってか、暗黒時代などとも呼ばれる時代です。西洋は中世においては経済力や文化などの面でイスラム世界や東ローマ帝国の後塵を拝していましたが、12世紀以降のルネサンスを経て、新たな文化が生み出されました。

個人的なイメージですが、中世はかつての西ローマ帝国の復活を志向していた時代という気がします。ゲルマン民族の大移動が終わり、キリスト教が定着しつつあった中世の初期、東ローマ帝国は拡大の路線を続け7世紀ごろにはかつての最大版図に匹敵するほどの領土を獲得しますが、それが仇となりやがて没落していきます。中世の初期のころはまだまだ充分な基盤を持っていなかったローマ教皇は擁護者として取り込むために9世紀にカール大帝が西欧の大部分を手に入れたとき西ローマ帝国皇帝の称号を、10世紀にオットー1世がドイツを統一した時には神聖ローマ帝国皇帝の称号を与えました。

中世最大の“事件”としてイスラムの勃興が挙げられます。預言者ムハンマドによって7世紀に興されやがてアラビア半島全域を支配しました。キリスト教世界とは、幾度のも及ぶ十字軍遠征やスペインのレキンコスタ、オスマン帝国による東ローマ帝国の滅亡など、幾度となく戦禍に見舞われ、現代世界においても緊張の原因の一つになっています。

歴史映画紹介のサイトとしては、14世紀末から15世紀半ばに起こった百年戦争も見逃せません。数々の英雄を輩出したイングランドとフランスの戦争により、イングランドは大陸に持っていた所領地をほとんどすべて失いました。両国の国家体系と国民の帰属意識はこの戦争に寄って形成された部分も大きく、近世に入り絶対王政の時代へとつながっていきます。



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