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歴史映画紹介


7.現代を舞台にした歴史映画



この場においては、戦後全般を扱っています。国同士の対立やそれが原因で起こった事件、国家プロジェクトをテーマにしたものなどを始め、実話をもとにしたものなど無造作に入れていますので、数は自然に増えていくだろうかなと思っています。

戦後の世界をリードしたのはアメリカでした。ヨーロッパ諸国は第二次世界大戦の傷跡も大きく、植民地だったアジアや、アフリカでは、民族が次々と独立を果たします。以降衰退の道をたどっていきます。

戦後、ソ連・中国・東欧などを中心にした共産主義諸国とアメリカ・西欧・日本などを中心とした西側諸国との間で冷戦と呼ばれる対立構造が生まれます。両者が、朝鮮戦争やベトナム戦争などのような冷戦構造下での代理戦争のような事態はあり、東西に分裂したドイツや、南北に分断された朝鮮戦半島のように民族同士が争う悲劇も生まれました。1960年代に起こったキューバ危機のような衝突の一歩手前のような危機もありましたが、かろうじて全面衝突・第三次世界大戦の危機は回避されました。

1980年代に入り、共産主義勢力は力を減じていき、1989年のドイツのベルリンの壁崩壊による統一、1991年のソビエト連邦の崩壊などを経て冷戦は終結します。

東西冷戦というイデオロギーの対立は、終結しましたが民族間の対立、宗教を巡り対立はより激しさを増す方向に向かいました。1990年8月。イラクのサダム・フセイン大統領(当時)は突如クウェートへ侵攻。併合を宣言しました。これに対し、湾岸諸国やアメリカは激しく批判。国連決議が出されるも撤退をしなかったため、1991年初めに、アメリカを中心とした多国籍軍とイラク軍の間に湾岸戦争が勃発しました。戦争自体は短期間で終わるものの、戦場はさながら新兵器の実験場と化しました。もともと、イラクはクウェートを自国領と主張しており、中東の国境を無理やり線引きした西側諸国の帝国主義時代の負の遺産がこの戦争を引き起こした側面は否定できません。

これまでも、パレスチナ問題などを抱える中東では幾度となく戦禍に見舞われ大規模な戦争にも発展しました。特にパレスチナとイスラエルを巡る問題では、幾度となく解決へ向かう道筋が建てられましたが、いまだ実現には至っていません。2001年のアメリカ同時多発テロの発生は、世界に、イデオロギーの対立の時代から宗教・思想の対立の時代へ移行した事実を強く印象付け、当時のブッシュ大統領はテロとの戦いを標榜し、アフガニスタン・イラクで軍事行動を起こします。

新興国の勢いに押され、逆に経済の衰退が目立つヨーロッパでは再生と統一を目指し欧州連合が発足。1999年には統一通貨のユーロが導入されました。一時低迷することになったロシアも莫大な資源を生かして復権に力を注いでおり、10億を超える人口を有する中国も発展とともにその存在感は大きくなり、そう遠くないうちにGDPは日本を抜くのが間違いない情勢になっています。環境に対する問題など、世界には火急の解決を要する問題が山積みで、しかし、もはや一国の努力のみで解決できる状況にはありません。そんな中、日本は世界、特にアジアの中でどのようにその存在感を示すのか、21世紀に、どのような国家として、国際社会の一員として責任を示すつもりがあるのか、明確にしなければならないのではないかと考えるところです。