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歴史映画紹介


戒厳令(1973年)


日本

監督:吉田喜重

<キャスト>  北一輝:三国連太郎  北一輝の妻すず:松村康世  兵士A:三宅康夫  兵士Aの妻:倉野章子  西田税:菅野忠彦 他

1973年劇場公開作品


【2.26事件】 1936年2月26日から2月29日かけて、昭和維新を唱える陸軍青年将校が決起したクーデター未遂事件。青年将校22名に率いられた1400名を超える反乱軍は首相官邸や朝日新聞社などを襲撃し、元老や財閥、政党などを排除した軍事政権の樹立をもくろんだ。当局側は、反乱軍に帰順策を取り、2月29日に反乱は沈静化するが、この事件により陸軍内の団結は一層強まり、軍の国政への影響力は一層大きなものになっていった。


この1973年の『戒厳令』は、2.26事件で刑死した北一輝を主人公に展開していくモノクロ映画。日本が戦争へと突入していく時代と北の特殊な思想とが、モノクロの映像と重なり、不思議な印象とインパクトを受ける映画になっている。北は、2.26事件の理論的首謀者とされ、計画の存在自体は知っていたものの、時期尚早として、距離を置いていたため、事件そのものには関わっていなかったとされる。


物語の始まりは大正十年の夏も終りに近いある日。北一輝の前に朝日平吾の姉と名乗る女が北のもとに現れる。安田財閥の当主・善次郎を刺殺し、その場で自殺した平吾の血染めの着物を北に渡しに来たのだった。平吾がしたためたという遺書は、平吾が北の思想の影響を受けたと思われた。そんな北の所に、一人の兵士が現れた。彼は、ある企みに参加していたが、命令を実行することができなかったのだ。北一輝の天皇制を逆手にとって革命を起こす思想を記した書物は、若者たちに大きな影響をあたえ、すでに彼の手を離れて、本人の制御できないところに拡大していた。そして、彼に影響を受けた青年将校たちは、2.26事件へと突入していく。


おススメ度: 分かりにくい映画。これが一番の印象と感じる。映画は良質な映画だと思ったが、北一輝という人物、思想を含めて自分のような映画に頭を使うのが苦手という人には取っ付きにくいかと思うので、おススメ度はとしている。




【2.26事件関連】