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歴史映画紹介


雲のように風のように(1990年)


日本

監督:鳥海永行

<キャスト>  佐野量子:銀河  コリューン:市川笑也  渾沌:小林昭二  イリューダ:福田信昭  江葉:井上瑤  セシャーミン:麻上洋子  タミューン:高畑淳子 他

TVM


第一回日本ファンタジーのベル大賞受賞作である『後宮小説』をスタジオぴえろがスペシャルアニメ化し、1990年3月21日に日本テレビで放映された。作画監督が、スタジオジブリ作品に多く参加しているアニメーターの近藤勝也ということもあり、絵柄の印象など、ジブリ映画と錯覚してしまうところがある。


舞台となっているのは素乾国(そかんこく)という架空の国。一見したところ、古代中国のようであり、大砲もマスケット銃のような銃も登場しているところを見ると、モデルは17世紀の明あたりだろうか(実際、17世紀初めから中ごろのようにナレーションされているし)。


素乾国では皇帝が死に、前皇帝の妻たちは、正妃を除いて後宮を出て行かなければならなかった。正妃の琴(キン)皇太后は自分の実子を新皇帝にと望んでいたが、新皇帝は別の人間が立てられた。琴皇太后は激しく怒り、新皇帝を亡き者にしようと画策が始まる。


そんな折、国中に皇帝の后候補を求める触れが出る。庶民出身の銀河は三色昼寝つきにつられて応募し、宦官の真野に見込まれて素乾城へと赴くことになった。そこで出会う様々人たち。初めて知る町の賑わいや学問。そこで、コリューンという青年(当初は女性だと思っていた)と出会う銀河。6ヶ月の研修を経て、銀河は正妃となる。しかしそれは、今まで会ったこともない人を、愛すことができるだろうかと銀河は苦悩することになる。しかし、心配は無用だった。銀河の夫となる皇帝こそ、コリューンその人だったからだ。


ところが、田舎の2人の無頼漢が暇つぶしで始めた反乱が、勢力を留めることなく拡大し、頼みの綱だった北磐関(ほくばんかん)まデモが落ちてしまう。役人や金持ちたちは町を捨て、琴皇太后は反乱軍に擦り寄ろうとするも失敗。反乱軍は素乾城に迫る。銀河は後宮の女たちを集めて、反乱軍に応戦する。コリューンはそんな銀河たちを守るために、決断を下すのだが……。


おススメ度: 架空の後宮を舞台にした時代絵巻が描きたいのか、腐敗した後宮を舞台にした政略闘争を歴史劇風に描きたかったのか、銀河とコリューンの恋愛劇が描きたかったのか……。全体的に焦点としたいところが良くわからずに、かなり物足りなさを感じたアニメなのは確か。観るのが小学生以下なら、それなりに楽しんで見れるのではないだろうか。歴史ものばかりにしてしまうと殺伐としたタイトルが増えてしまうので、たまにはこういうタイトルも入れてみたが、ちょっと歴史劇でもないことも少し考えに入れて、おススメ度はとしている。




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