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歴史映画紹介


マリと子犬の物語(2007年)


日本

監督:猪股隆一

<キャスト>  石川優一:船越英一郎  長谷川冴子:松本明子  石川亮太:広田亮平  石川彩:佐々木麻緒 他

2007年劇場公開(東宝)


2004年10月23日に発生した新潟県中越地震で、実際に起こった実話をもとにした作品。マグニチュード6.8。震源の深さ13キロという直下型地震により、死者68名、4800名が負傷。避難した住民は最大で約103000人を超えるという甚大な被害を記録した。家屋の全半壊は16000棟にも上り、経済的にも大きな被害を受けた。山間部の一部集落では、地震により通信・移動手段が失われ、孤立する事態に陥った。とりわけ、古志郡山古志村(現長岡市山古志地区)では、全ての道路が分断され、完全に孤立したため、取り残された全村民を自衛隊によって長岡市・小千谷市に避難させた。

この物語は、地震によって壊滅した山古志村で、飼い主らは無事救助されたが、ペットを乗せることはできず取り残されてしまった犬と3匹の子犬が16日間たくましく生き抜き、感動の再会を果たす姿を描いている。音楽や地震の場面の特撮などとてもレベルの高いものになっており、また、子役2人と犬の演技は素晴らしいと感じた。……ちなみに、音楽は久石譲氏、特撮はゴジラのスタッフが伝統的なミニチュアの手法で撮影したものらしい。

この映画自体は、個人的に好きなシミュレーション的な作品ではない。もともと家族向けに製作された物語だろうけれど、たんに感動してくださいといった映画でもなく、地震の恐ろしさはしっかりと描かれていると思う。「自分の力ではどうしようもないことが生きていけばいくらでも出てくる」というのは、実際事実なんだよな……とか観ながら思ってしまう。エンターテイメントとして多くは事実ではない脚色もされているはずだが脚本もなかなか良かったと思うし、中心にいるのが子供と犬というので、テーマが弱かったんじゃないかと思わないではないが、ほんわか見られて、素直に感動出来る話になっているように思う。

おススメ度: 内容自体は、どうだかな……と思わないではない。もっと悲惨な出来事は、あの中にも、これまでにも、これからもたくさんあったはずだし、あるはずだし。彩とマリの交流や、彼らを見守る大人たちの姿はじ〜んと来るものがある。やっぱり、子供と動物には敵わないな……と、おススメ度はにしている。



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