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歴史映画紹介


宮本武蔵(1973年)



日本

監督:加藤泰

<キャスト>  宮本武蔵:高橋英樹  佐々木小次郎:田宮二郎  朱美:倍賞美津子  お通:松坂慶子  吉岡清十郎:細川俊之  本位田又八:フランキー堺  沢庵:笠智衆 他

1973年劇場公開(松竹)



宮本武蔵



吉川英治の同名小説の映画化。これまでにも何度も映画化・TVドラマ化・漫画化されている名作である。

宮本武蔵は江戸時代初期の剣豪として知られる。天正12年(1584年)に播磨国(現在の兵庫県南西部)に生まれたとされる。『五輪書』によれば、29歳になるまでに60回以上の戦いをこなし、その全てに勝利したという。最も有名なのは豊前国小倉藩領(現在の山口県下関市域)の舟島(関門海峡に浮かぶ巌流島)で佐々木小次郎(岩流)との決闘で、慶長年間(1596年〜1615年)の出来事だったらしい。

ちなみに、宮本武蔵の生誕の地は現在の岡山県美作市であったという説もあり、吉川栄治の小説ではこの説が採用されている。

物語は、関ヶ原の合戦の直後。残党狩りから逃げ回る武蔵(たけぞう)と親友の又八。二人は、戦場で命を落とした兵士から金目の物をはぎ取って生計を立てていた母娘に救われる。又八はこの二人のもとに身を寄せ、武蔵は故郷に戻るのだが……。剣の道に生きた宮本武蔵の姿を、関ヶ原の戦いの直後から巌流島の戦いまでを、加藤泰官徳特有のローアングルからの撮影を多用しつつ描かれている。

おススメ度: やはりあの原作を148分の映画に収めようというのは、やや無謀な試みであったかもしれないと思う。剣の道を極めようと苦悩する姿を、もっとしっかり描いて欲しかったと思う。家名を汚したお通を追い続けつけ狙う又八の祖母の狂気に取り憑かれたかのような姿が秀逸。ひょっとして本当の主役は彼女ではないかとさえ思ってしまう。おススメ度はCとしておく。



【原作】