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歴史映画紹介


6.第一次世界大戦〜第二次世界大戦を舞台にした歴史映画



ここでは1914年〜1945年までの、第一次世界大戦および第二次世界大戦の時代を舞台にした歴史映画を紹介しています。それとともに、日本・ドイツで行われた戦犯に対する軍事法廷を舞台にした作品も、この中に含めています。

西洋諸国の帝国主義によりヨーロッパ諸国は複雑な敵対・同盟関係のもとにありました。また、オスマン帝国(トルコ)の衰退とともにバルカン半島は火薬庫とまで呼ばれる状態になっていました。列強諸国では総動員も含めた作戦計画を立案していました。1914年にサラエボでオーストリア=ハンガリー帝国の皇太子がセルビア民族派によって殺害されたことをきっかけにヨーロッパを中心に連鎖的に戦争が勃発、第一次世界大戦へと発展しました。ドイツ・オーストリア・オスマントルコ・ブルガリアの同盟国と、イギリス・フランス・ロシアを中心とする協商国の2つの陣営に大まかに分かれ、アメリカ合衆国やイタリアなども連合国側で参戦します。日本も、日英同盟によってイギリスと同盟関係にあり、また、中国大陸での権益を求めて、連合国側で参戦しました。

1918年11月にヴェルサイユ条約が締結され戦争は終結します。第一次世界大戦は最初の総力戦として知られます。国力を総動員し長期間に渡って行われた戦争によって各国は疲弊し、その戦死者やスペインかぜの流行によってその戦死者は莫大なものになりました。ロシアではロシア革命が起こる契機となりました。ドイツでも帝政が崩壊し、ワイマール共和国が誕生しました。これまで、戦争で受けた損害や出費の全て、あるいは一部を、戦勝国は敗戦国に賠償金として要求していましたが、この戦争で受けた傷跡はとても敗戦国に終えるようなものではなく、しかし戦勝国は報復として苛烈な賠償を背負わせ、これらの戦後処理の失敗は第二次世界大戦へとつながっていきます。また、現代まで続くパレスチナ問題も、この時の軽率な戦後処理によってもたらされたものでした。

戦時中の1917年にロシア革命が起こり、皇帝ニコライ二世は逮捕され銃殺されます。レーニン率いるポリシェヴィキーが全権を握り、1922年に社会主義国家のソヴィエト連邦樹立を宣言しました。また、革命によってロシアが大戦から離脱したのを受け、皇帝派を支援するために連合軍はシベリアに出兵します。出兵は大戦後も行われましたが、革命が一段落したのを受けて日本を除く各国が撤退。日本は1925年に最終的に撤退しました。

第一次大戦の後、恒久的平和維持組織として国際連盟が成立します。しかし、提唱をしたはずのアメリカが不参加だったり、軍事力を持たなかったりで、第二次世界大戦の抑止力とはなりませんでした。日本もまた常任理事国として国際連盟に参加します。他にも、ワシントン海軍軍縮条約、ロンドン海軍軍縮条約といった軍縮条約も締結されましたが、それら平和への努力もむなしく、世界恐慌などの世界的大不況により共産主義が勢力を増し、ドイツではナチズムが、イタリアではファシズムが台頭しました。中国大陸に進出した日本は1931年9月18日に起こった柳条湖事件に端を発した満州事変により5カ月で満州全土を制圧し、満州に傀儡政権を樹立します。軍部の発言力は大きくなり、日中戦争への道筋が作られ十五年戦争に突入します。列強と敵対関係となった日本は国際連盟も脱退します(1933年)。

1939年9月にドイツのポーランド侵攻によってヨーロッパでの戦線が始まります。日本は当初ヨーロッパの戦争には不介入の姿勢を取っていましたが親独派が力を持ち、ドイツ・イタリアと三国軍事同盟を結ぶと1941年12月8日に真珠湾攻撃を行いアメリカに宣戦布告。太平洋戦争に突入しました。日本は、アジアに対しても戦争を行っており、当時は大東亜戦争と呼称しました。12月9日には中華民国が宣戦を布告し、ドイツ・イタリアはアメリカに宣戦布告し、戦争は全世界規模になっていきました。

1942年中盤ごろまでは日本・ドイツ・イタリアの枢軸国優位に進みます。日本はアジアの大部分を占領し、ドイツはソ連に対しても宣戦を布告しモスクワに迫りますが、しだいにこう着状態に陥っていきます。やがて物資・人員で上回る連合国が優位に立ち、1943年7月にイタリアが降伏。1945年に入るとドイツではナチス指導者アドルフ・ヒトラーが自殺し、ソ連のモスクワ占拠を受けて降伏しました。日本では6月に沖縄にアメリカ軍が上陸。8月に広島・長崎に原子力爆弾を相次いで投下。それに引き続いて満州へソ連軍が侵攻を始め、日本は1945年8月15日に降伏。人類史上最大の犠牲者を生みだした戦争はここに集結します。この戦争の後、国際連合が結成され、新たな平和秩序の構築を求める動きが始まりますが、20世紀は帝国主義や大戦の負の遺産を残したままの戦争の世紀となって幕を下ろしました。



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